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時間併用ネーターの計算の仕組み

 今回は「時間併用ネーターの計算の仕組み」を書こうと思います。

 皆さんもご存じの通り、現在はタクシー時間距離併用制となっているため、時速10キロメートル以下の走行の時間が距離に置き換えられて加算されます。そのため、同じ距離でもその都度違うようなことがおこります。

 基本、横浜は初乗1.2kmで500円、加算距離料金は264mまでごとに100円、時間距離併用運賃の部分は時速10km以下の走行時間について1分35秒までごとに100円、になっています。

 因みに、時間制運賃という様な「貸し切り」の様な運賃も有り、普通車の場合は初乗1時間まで4,940円、以降30分ごとに2,230円が加算されます。時間制運員の代表的な物が「観光タクシー」になります。その料金は何処の事業者でも1時間コースが一丸短いコースの様で、料金は1時間コースはどこの会社でも大体5,440円位になっています。という事は30分あたり2,720円となるので、殆ど貸切料金の2,230円と変わりません。

 話が横道に逸れましたが、どの様にして料金メータは上がるのでしょう?基本は上記した様に、初乗1.2kmで500円、加算距離料金は264mまでごとに100円、時間距離併用運賃の部分は時速10km以下の走行時間について1分35秒までごとに100円となります。

 仮に走行中10㎞以下の速度が無く、1回も信号待ちに引っかからなければ、1.2㎞走った時点でメータは100円上がって当然料金は60円になります。
 時間距離併用なので、走行時速が10km以下の時、規定秒数の1分35秒=95秒毎に加算されますが、この時距離による加算はありません。又、個々の停車した時の秒数はリセットされず累積されます。

 少し分かり難い悪い表現なので例を出してみます。

 タクシー乗り場から1.0㎞以下の速度が無かった時は、当然、1.2㎞でメータは100円上がります。次にタクシー乗り場から目的地まで2㎞有った時は、1.2㎞で500円になり、以降264mで100円上がるので、(2000m―1,200m)÷264m×X回からX=3回となるので、500円×100円×3回=800円となります。

 ここ迄は信号待ちなどで時間距離併用の時間部分が適用されていない事例の計算になります。最後に乗車距離を同じ2㎞にして初乗の1.2㎞走るまでに2回信号に引っかかってしまった時を計算してみます。信号待ちの時間は其々60秒と仮定します。

 乗車地点から最初に600mの地点で信号待ち引っかかると時間メータが作動して最初の信号待ちの60秒をカウントしますが距離はカウントされません。信号待ちが終わって走り出すと距離メータが作動し始めます。1,000mの地点で再び60秒の信号で止まると、時間メータは最初に止まった60秒から再カウントを行います。それで時間メータが規定の95秒、この時は信号待ちの60秒なので、95秒―最初の信号待ちの60秒=35秒、要は信号待ちの最中メータは600円に上がってしまします。

 信号待ちが終わった時は1.2㎞走っただけなのに料金は600円になっています。残りの距離は800mなので800m÷264m≒3回なので、1.2㎞以降距離メータが3回上がって合計900円になります。

 要は、最初に書いた様に、現在のー時間距離併用制では、工事等で時速10㎞以下の時や個々の信号での停車時間の秒数はリセットされず累積される事になっている。という如何でもよい話でした。草

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