SSブログ

タクシーの車内でのスーパーコンピューター「富岳」を使った新たなシミュレーション結果

今回は「タクシーの車内でのスーパーコンピューター「富岳」を使った新たなシミュレーション結果」を書こうと思います。

 富岳は理化学研究所の「京」の後継として、2014年に開発開始が開始され、2020から試行運用中で、2021年に本格稼働予定のスーパーコンピューターな事はご存じだと思います。富岳の主要ベンダー=販売元は富士通で、2020年6月のTOP500を含む4部門で1位となりました。HPLベンチマークによるコンピュータの性能のランキングが前述したTOP500になります。

 富岳の前期種の「京」は、文部科学省の次世代スーパーコンピュータ計画の一環として、理化学研究所と富士通が共同開発したスパコンになります。2012年6月に総開発費1,120億円を投じ完成し同年9月に共用稼働を開始しました。

 当初はTOP500で、2011年6月および2011年11月に1位になりますが、完成直前の翌2012年6月には2位に、同年11月には3位に後退しました。スパコン「京」に関しては、2009年の事業仕分けの際に蓮舫議員が発言した「2位じゃダメなんですか?」が有名です。「2位じゃダメなんですか?」発言です。・・・駄目なんです。草

 「京」は2019年8月16日に計算資源の共用を終了、そして8月30日にシャットダウンされましたた。その後継機がこの「富岳」になり、その性能は100倍程度に向上している様です。構築費用は 1300億円に上るそうです。

 「富岳」は日本勢として2011年11月のスパコン「京」以来の1位獲得となりました。評価される4部門は、スパコンの演算性能を評価するTOP500標準のLINPACKベンチマーク、産業利用など実アプリケーションでよく使われる演算処理の性能を評価する「HPCG」、AI関連の演算処理の性能を評価する「HPL-AI」、ビッグデータ関連の演算処理の性能を評価する「Graph500」、の都合4部門で2位じゃ駄目なんで、堂々1位を獲得しました。

 スパコンの話なっていましたが、タクシーの話戻すと、タクシーの車内では、どのような感染症対策が行われているのでしょうか?。前に書いた飛散防止シートを使用していたり、外気を取り入れる為走行中は常に窓を少し開けて換気する、マスクをする、など車両や乗務員などによって異なると思います。

 自分は常に運転席と後部座席の窓を少し開けて走行し、客が降車したら全開にする程度です。当然マスクは必須です。換言すれば、乗務員が自ら行える自衛手段はこれくらいな様な気がします。

 そんなタクシーのコロナ感染予防対策について、スーパーコンピューター「富岳」を使った気になる研究結果が発表されました。
 タクシーの車内での換気性能のシミュレーションを富岳が行い、汚染された空気と新鮮な空気が窓を閉め切り、エアコンを「外気導入」モードとした場合、およそ30秒でほぼ空気が入れ替わると予測しています。しかし、一方の後部座席の窓を開けた効果は限定的だと予測しています。

 結果、「車の窓開けって、もう少し効果があるのかなと思っていましたが、あまり換気としては上乗せ効果がなかった。」事になります。

 無理に窓を開けなくても、窓をきちんと閉めて、室内のエアコンを外気モードで作動させる、これで十分な事になります。

 又、また、乗務員が咳をした場合、パーティションをして窓を開けることで、後部座席への飛沫の到達量が減り、飛沫は窓から車外へ排出されるそうです。一方、乗客が咳をした場合、マスクをすることで、飛沫の量を3割程度まで減らすことができるとしています。

 とは言っても、寒い中でエアコンを「外気導入モード」に出来る事は嬉しい事ですが、乗客から「窓が開いて無ね~じゃん、車内の空気の入れ替えをしてるのかヨ?」という声が聞こえそうです。草

 いやいや、「窓を開けるよりスパコンの富岳のシミュレーションでは、エアコンの外気導入の方が効果的」なんて言っら、火に油を注ぐことになってしまいます。草
富岳.png

nice!(2)  コメント(0) 
共通テーマ:求人・転職

nice! 2

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

Facebook コメント