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コロナ禍におけるタクシー利用実態調査

 今回は「コロナ禍におけるタクシー利用実態調査」を書こうと思います。

 タクシーサイネージメディア「Tokyo Prime」を運営する株式会社IRISが、全国10都市のタクシー利用者2,835名に対して「コロナ禍におけるタクシー利用実態調査」を実施した様です。調査地域は、東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県、愛知県、大阪府、京都府、兵庫県、北海道、福岡県だった様です。

 それによると、広告再生回数は2020年1月水準の約90%まで回復し、「Tokyo Prime」の広告再生回数は2020年1月の水準近くまで回復と有り、平日の平均広告再生回数比(1月対9月)は95%となっているそうです。

 現在の東京都・武三地区の8月の無線配車回数は20.7%減、日車営収は28.1%減の35,757円/台になり、前年同月比では▼28.1%減でした。まだまだコロナ禍の影響が色濃く残っています。

 そもそも、今年の1月の東京特別区・武三地区の営収は、48,906円/台です。春節の中国人の利用が伸び、対前年比プラス△5.6%でコロナの影響を殆ど受けていない状態です。

 株式会社IRISは、「Tokyo Prime」の広告再生回数は2020年1月の水準近くまで回復
平日の平均広告再生回数比(1月対9月)は95%となっているとしています。

 単純に考えれば、抑々「Tokyo Prime」の広告はタクシーに乗車しないと視聴出来ないので、単純に考えれば、広告再選回数比(1月対9月)95%=日車営収(1月対9月)とみる事が出来ます。
日車営収で1月対8月を見ると、48,906円/台:35,757円/台となり、対1月比では8月は約▼27%となるので73%まで回復になります。

 9月の数字はまだわからないのですが、8月が73%のなので9月も似たような数字になる様が気がします。何処から95%回復という事が言えるのでしょうか?

 又、タクシー配車アプリ『GO』と『JapanTaxi』アプリの2020年7月のお客様乗車回数は昨年を超え、両アプリ合わせて前年同月比3割増となっているそうですが、7月の無線配車回数は18.9%減になっています。これは、無線配車回数がアプリにシフトしたとも考えられますが・・・どうなんでしょう?

 確かに、日交などは最近無線配車回数の下げ幅が1桁台まで回復している様ですが、アプリの様に前年同月比3割増とまでは回復していません。

 この調査は、調査方法がインターネットリサーチ、調査時期は2020年9月14日〜2020年9月17日、有効回答数は2,835回答だった様です。

 因みに、株式会社IRISが運営する新世代デジタル・サイネージは、2020年10月5日現在、都内最大手の日本交通、帝都自動車交通など東京都内19,000台のタクシーを含む、全国主要12都市のタクシー、合計約50,000台の車両に10インチの後部座席タブレットに音声付動画を放映するサービスです。要は,広告です。草

 東京都内19,000台のタクシーの内、2,835の回答ではサンプル数は15%です。統計的に15%のサンプル数が有意かどうか分かりませんが、タクシーに乗らなければ放映を見れない広告の視聴回数が95%迄回復となれば、当然、日車営収もそれなりに増えなければ計算が合いません。

 8月の営収は(1月対8月)では・・・73%で要はコロナ以前の7割回復で、95%とは程遠い数字です。

 この統計には面白いデーターが有りました。6時~9時迄の出勤時間の利用率が15%、9時~18時迄のビジネス移動の利用率が48%、アフターファイブ帰宅の18時~0時の利用率が28%、終電後の0時過ぎの利用率が9%、の様です。

 9時~18時迄の利用率が約50%有る様なので、昼の営収が重要な様な気が改めてしました。

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