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UDタクシーのステッカー色・・・変わった?

 今回は「UDタクシーのステッカー色」を書こうと思います。

 昨日、何の気なしに会社のジャパンタクシーを見てみると、ピンクのUDマークの付いた車が有りました。・・・?デス。車が黒なので結構目立ちます。草

 見てみると、“UDTAXI2020”と書かれていて、以前は“UDTAXI”だったので・・・
これに描かれているマークは、ソファの様な、あるいはベビーカーの様な黄緑色のマークでほのぼのとした感じを受けるデザインでが、高齢者を対象としたマークというより、乳幼児を連想させるマークに見えるのは自分だけでしょうか?

 国交省のホームページには、「ユニバーサルデザインタクシーとは、健康な方はもちろんのこと、足腰の弱い高齢者、車いす使用者、ベビーカー利用の親子連れ、妊娠中の方など、誰もが利用しやすい"みんなにやさしい新しいタクシー車両"であり、街中で呼び止めても良し予約しても良しの誰もが普通に使える一般のタクシーです」との記載が有ります。

 要は、①足腰の弱い高齢者、②車いす使用者、③ベビーカー利用の親子連れ、④妊娠中の方などを想定している様です。その他にも、大きな荷物を持った方も、たくさんの荷物を持った方も、セダンに乗りにくい服装の方も、入退院の際の移動に困った方も、と有ります。

 マークのデザインを見ると車椅子と言うよりはベビーカーの様に見えます。UD TAXIが、「小さな子ども連れの方」にも「やさしい」と謳うのであれば、チャイルドシートが必要な小さな子どもも安全に乗車できることを保障すべきではないでしょうか。このUD TAXIマークを付けているJPN TAXIの車体には、ISO-FIX用のアンカーがつけられているそうです。が、チャイルドシートはジャパンタクシーには積んでいません。

 国交省では2012年3月に「標準仕様ユニバーサルデザインタクシーの認定制度」を創設しています。その認定要領を読んでみると、主として「車椅子」を想定した内容になっていて、「小さな子ども連れの方」や「妊娠中の方」を想定した記載は見当たりません。

 又、道路交通法第71条の3 第3項にも「自動車の運転者は、チャイルドシートを使用しない6歳未満の幼児を乗せて、 運転してはならない」と定められています。チャイルドシートの固定にはシートベルトを使う方法が多い様ですが、誤使用により固定が図られず事故が多発していることから設けられたのが ISOFIXで、要は、自動車の座席にチャイルドシートを固定する方式の国際標準規格です。

 ISOFIXは、自動車側にアンカーという爪状の突起があり、これにチャイルドシートの留め具をはめ込むシステムで、誰が行っても、一瞬で適切にチャイルドシートを設置できるようです。即ち、タクシーの乗務員でも車椅子乗車板設置の様な特別な訓練を受けることなく、適切にチャイルドシートを設置することが出来ます。草

 現任の自分は、車椅子より断然ベビーカーの方が利用は多い様な気がします。ってか、ジャパンタクシーで車椅子乗車をしているところは1回も見た事が有りません。大草

 ここ迄来ると、ジャパンタクシーのUDは、古いんですが「どんだけ~」・・・デス。
 
 UDマークの色から話が少々ずれましたが、色がピンクになったのは、ユニバーサルデザインタクシーは、スロープの耐荷重によって一部の大型の電動車椅子利用者が乗車できない事例が発生していたので、2019年度に設置された「移動等円滑化のために必要な旅客施設または車両等の構造及び設備に関する基準検討会」でバリアフリー整備ガイドラインが改訂され、耐荷重200kg以上を標準、300kg以上を推進とされていましたが、搭載する車椅子乗降用のスロープについて耐荷重300kg以上を標準化するとされました。

 これにより、新しい認定要領に基づいて認定した標準仕様ユニバーサルデザインタクシーは、ピンクの新しいマークを車体に表示する事になった様です。

 な~んだ、ジャパンタクシーの仕様変更じゃなくて、スロープの仕様変更だったのネ。それも殆ど見かけない、イヤイヤ、1度も見た事が無い車椅子乗車で。草

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