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東京都区内、6月総営収44.4%減 [タクシーへの転職]

 今回は「東京都区内、6月総営収44.4%減」を書こうと思います。

 関東陸運局は、6月のタクシーの輸送実績が東京当別区・武三地区の総営収が税込み11億2,998万1,000円になり、前年同月比44.4%減だったと公表しました。勿論、原価計算対象事業者の数値になります。

 税別では、10億1,698万2,900円になります。原価計算対象事業者は特別区・武三地区では27社、車両数は特別区の普通車1,781台、多摩地区は16社872台になる様です。因みに2月は総営収17億7,919万9,730円でした。1月は19憶8,800万800円でした。

 1月は武漢ウィルスの影響が未だなかったので総営収は前年同月比1.8%のプラスでした。2月は前年同月比ではマイナス8.19%まで減った様です。此処から減収地獄が始まります。

 2月の1車営収は税込45,473円で6.1%のマイナスになります。1月の数値は税込48,906円でした。

 そして6月です。日交や帝都などの休業が全面解除され、稼働率は65.1%になりました。これは、1,781台×65.1%≒1,159台が稼働していた事になります。そうすると、11億2,998万1,000円÷1,159台÷30日≒3,2500円となります。計算上の数字になります。

 しかし、新聞には大見出しで「日車3万5,000円まで回復」と有り、新型コロナウィルス禍で厳しさが続く一方、実働1日1車当たりの営業収入(日車営収)は3万5,600円。となっています。日車営収の数字が計算した数値と全く異なります。?

 仮に日車営収が35,600円/台とすると、3,5600円×X台×30日=11億2,998万1,000円から、X≒1,058台になります。そうすると、稼働率は59.4%になります。公表値とは5.7%の差が出る事になります。

 全く持って営収が32,500円でも3,5600円でもそんなに変わるりませんが、自分は妙に気になります。草

 気になる人はいると思いますが、実車率は37.8%で前月から6.1ポイント改善した様です。という事は5月の実車率は約30%位だった事になります。

 仮にどのような計算で3,5600円の数値が出たかは分かりませんが、日車営収3,5600円は税別3,2040円なので、13勤で416,529円になるのでおそらく足切りに掛かると思います。足切りの金額や歩率は会社ごとに違うので詳細は分かりませんが、自分の勤務している会社の足切り金額は45万円以下46%なのでそれで計算してみると、月収19万1000円になります。社会保険料や厚生年金、市県民税、所得税などを控除されると人により異なると思いますが、手取り・・・12万円~13万円位になるのではないでしょうか?

 隔勤1出番は2日計算なので、1日8時間~9時間働いて・・・手取り1日5,000円~6,000円にしかなりません。草

 多摩地区の総営収は5憶9,891万4,000円で稼働率55.6%だった様です。特別区と同じ計算をしてみると、車両台数は872台なので872台×55.6%≒485台が稼働していた事になります。5憶9,891万4,000円÷485台÷30日≒41,163円となるので、公表値の40,361円と比べると900円高い事になります。因みに、実車率は42.9%だった様です。それでも、税別で約3,7000円にしかなりません。・・・食ってけません。草

 東京特別区・武三地区と多摩地区の大きな違いは・・・稼働率に起因する事が大きいのではないでしょうか?

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