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「業界隠語『ぶっこみ』

 今回は「業界隠語『ぶっこみ』」を書こうと思います。

 業界には乗務員意外の人でも知ってる隠語が有ります。例えば、ゴミは金距離客、オバケは思いもよらぬ長距離客、青タンは深夜割増料金時間帯、ハナ番は横断歩道やタクシー乗り場などでの客待ちの先頭車両の事です。

 何故割増料金の時間帯が青タンというのは分かりませんが、おそらくスーパーサインが22時過ぎに客を拾うと「割増」と緑色の表示になる為の様な気がします。

 又、先頭車両のハナ番は、競馬用語の「端をきる」の単独で先頭に立って逃げることの先頭を指すのか、韓国語の「固有数詞」の1つを「ハナ」と呼ぶのでそのハナから由来するものか・・・結果、分かりませんが、先頭にいる事をハナ番と言います。

 乗務員の方にはお馴染み間もしてませんが、一般の方には馴染みが無い「ぶっこみ」という隠語が有ります。

 これは、後〇〇円売り上げが有れば、歩率が上がるとか、足切りを免れる時や、ボーナス算定基準迄となった時にの「自腹納金」の事になります。方法としては、その金額迄メーターを倒して空っ走りするか、他の営収入金方法を使います。

 納金機の種類によっては「観光」という物が有るので、それを利用して自腹入金します。例えば、足切り金額迄あと5,000円足りないとします。そうすると、5,000円を空ッ走りをするか、観光で自腹5,000円を現金入金します。

 そうすると、空っ走りしても、観光でも営収に5,000円がプラスされます。1日の営収が25,000円平均だとすると、基本12出番なので営収は月300,000円になります。それぞれの会社によって足切り金額は異なると思いますが、流石に足切り300,000万円は低すぎます。

 おそらく殆どの会社は足切り金額は400,000円~450,000円の間の様な気がします。そうすると、平均営収が25,000円では10万円~15万円ぶっこむ必要が有りますが、・・・無理デス。草

 仮に足切りが40万円、足切り以下の歩率が45%、足切り金額以上の歩率が50%とすると、39万円の営収では、39万円×45%=17万5500円になります。営収が40万円になれば当然給料は20万円になります。営収1万円の差で給料は24,500円番っていきます。その為、自腹で1万円を入金すれば、24,500円-5,000円(10,000円×50%)≒19,500円給料が増えます。これが所謂「ぶっこみ」になります。殆ど場合は数千円から多くても1万円位ではないでしょうか?換言すれば、足切りは累進歩合です。

 出来れば、ぶっこみは・・・避けたいものです。草

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