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公道カート・超小型モビリティ・セグウェイ

 今回は「公道カート・超小型モビリティ・セグウェイ」を書こうと思います。

 法律では、公道カートは「道路交通法」の「ミニカー」に属します。排気量が50㏄以下で、最高出力が0.6kW以下の小さな車です。車であるため、運転するには普通免許が必要ですが、ミニカー規定では、ヘルメットを被る必要がなく、またシートベルトの着用義務もないので、「道路交通車両法」では、公道カートは原動機付自転車に属します。

 国は「ミニカーと原付の狭間の乗り物」の在り方を含めた、小型の移動体に対する大規模な法改正について、8年ほど前から議論を続けている。それが、超小型モビリティです。

 ミニカーの定義は、総排気量(又は定格出力)が20CC(250W)を超え、50CC (600 W)以下 の原動機を有する車であって,
① 輪距が500mmを超える3輪以上の車、②輪距が500mm以下で、車室を有する4輪以上の車、③輪距が500mm以下で、車室を有する3輪の車。になっています。現在市販されているのは、トヨタのEVのコムス、高岡自動車工芸のアビーなどです。因みにミニカーのナンバープレートは水色です。

 過去には、超小型モビリティの実証試験を政府は行ってきました。その多くはヨタ車体「コムス」を使った社会実証だった様です。

 実証試験がほとんどで、国民が「どうしても超小型モビリティが必要だ」と、国と国民の双方が納得いく成果がほとんどなかった様です。それでも成功事例を見つけるとして、国は超小型モビリティに関する実証試験を継続していますが、現状として”出口が見えない”状況の様です。

 世界の大都市で、気楽に楽しめる公道アトラクションは稀なので、自らが運転して楽しむ市街地観光ツアーといえば、セグウェイをつかった事例が欧米の主要観光地での定番となっている様です。逆に日本において、セグウェイなどの立ち乗りロボットは現在、公道で走行することはできません。

 公道カートよりセグウェイの方が安全に思えるのは自分だけでしょうか

 セグウェイなどの立ち乗りロボットは、超小型モビリティの枠組みの中で議論されてきましたが、法整備を進めることに対して、「安全の確保が難しい」として警察庁が首を縦に振らないなどの理由から、超小型モビリティとは「別モノ」として扱われるようになり、 現状では公道での利用を目指す動きは「宙に浮いた状態」の様です。

 そうしたミニカーや立ち乗りロボットに関する法整備がなかなか進まない中、現行法の隙間をついて公道カートが走り回っているのだと思います。

 「安全を担保できない」・・・どっかで聞いた言葉です・・・ライドシェア?

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