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AB賃金の賞与

今回はAB賃金の賞与を書こうと思います。

 AB型賃金は、A型賃金から派生した、賃金を営業収入に対する一定の支給率により支給するものになり従って、賞与が営業収入に対 する歩合給になるのでB型の要素が入ります。

 又、B型賃金から派生した、B型賃金における賞与部分を分離し、これを年2回ないし3回、営業収入に 対 する一定の支給率により支給するものです。

 因みにB型賃金は、月例賃金のなかに賞与分、退職金分も含めて支給するもので、月例賃金は全て歩合給で、 退職金制度はない場合がほとんどです。

 前に書きましたが、AB型賃金の賞与部分には、累進歩合の禁止は該当しません。通達にも賞与部分の累進歩合の事はかかれていません。

 エクセルで簡単に計算してみました。先ず足切金額は46万円で歩率46%、積算歩合で足切金額以上は歩率80%で計算しました。その結果歩率が60%以上になるには、46万円×46%+(79万円-46万円)×80%=211600円+264000円=475600円、475600円÷79万円=60.2%となり、積算方式では営収79万円以上無いと、歩率60%になりません。

 いささか厳しい数字ではないでしょうか?営収79万円という数字は、12勤で1日6万6千円平均です。

 同様の例で、営収60万円を積算方式で計算してみます。足切金額以上は50%としてみました。∴46万円×46%+(60万円―46万円)×50%=211600円+7万円=281600円となり、歩率は46.9%です。営収60万円で歩率46.9%は非常識な数字なので、給与歩率が60%になる為には、足切金額以上何%の歩率だと可能かを計算しました。

  46万円×46%+(60万円―46万円)×X%=30万円、展開して、30万円―14X万円=211600円、―14X万円=211600円―30万円、X=14万円÷88400円、∴X=63.14 %になります。

 依って足切46万円以下は歩率46%の場合、足切金額46万円以上の歩率が63,14%以上であれば営収60万円で給料30万円になる計算になります。

 しかし、この足切以上一律63%の歩合も厳しいと思います。営収60万円で歩率60%位は可能だと思います。しかし、一律という事は営収47万円でも60%になってしまいます。

 そうなると営収が足切前後の運転手は無理をする事になると思います。あと営収が1万円上がれば、歩率が14%違ってきます。営収1万円で給料にすると6万円位違ってきます。自腹を切って1万円営収を上げる「ブッコミ」をする運転手も多くなります。

 これでは企業側もたまったものでは有りません。その為、徐々に歩率を上げる給料も比較的良くなる累進歩合を今でも採用していると思いますが、積算歩合では・・・

 そこでAB賃の賞与の登場ですが、長くなってしまったので次回に書きます。

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