SSブログ

ウーバーの現在での評

 今回はウーバーの現在での評価を書こうと思います。

 昔から「出る杭は打たれる」と言う言葉が有ります。ウーバーも例外では無いと思います。しかしウーバーに全く非が無くて叩かれている訳ではない様です。

 最近のウーバーにはネガティブなイメージが付きまといます。例えば、イスラム圏7カ国からの入国を禁止したトランプ米大統領の大統領令に抗議するタクシー運転手が、JFK国際空港でストを行った先月には、ウーバーの運転手がスト破りをして営業をえ続けたことで抗議者側と衝突しました。ウーバーアプリの削除を呼びかける「#Deleteuber」運動がツイッターで広まった結果、約20万人のユーザーがアプリを削除したそうです。

 ウーバーの現在抱える様々な問題の根幹に有るのは粗野な企業文化だと報じているメディアも有る様です。

 わずか1年前までIT業界に君臨していたことが嘘のようです。順風満帆と思われたカラニック氏とウーバーですが、この数カ月はスキャンダルにまみれ、4カ月にわたる調査の末、20人以上が解雇されただけではなく、創業者のカラニック氏も辞任に追い込まれました。

 ウーバーはご存知の通り非公開企業です。そんなウーバーにソフトバンクは出資を検討している様です。出資額は数千億円で、1兆円近くになる可能性もあるそうです。

 ソフトバンクは前に書いた中国の配車アプリ「滴滴出行」に約50億ドルを出資している様です。

 そして今度は「ウーバー」に出資です。どうもソフトバンクは、現在の通信インフラ主体の事業構造からネットを通じたサービスの提供など高付加価値事業へのシフトを狙っている様です。

 このままではソフトバンクの話を書きそうなのでウーバーに話を戻します。

 ウーバーは自動運転車という漠然とした未来を当てにして、公然と「自分たちの未来は自動運転にかかっている」と言いています。しかしそれまでは、現在いる運転手16万人を満足させて支えなければなりません。

 ウーバーは短期間で見事な仕事を成し遂げました。オンデマンドで配車サービスという新しい市場を創造して、現在も市場を独占しています。我々の暮らしを変え、都市の交通の未来に対する考え方を一新しました。歴史に残る重要な企業だと思います。

 ジャンクボンドを開拓して市場を支配した伝説の投資家マイケル・ミルケン率いるドレクセルは、ミルケンは証券詐欺の罪で刑務所に入りましたが、現在もジャンクボンドは1兆ドル規模で取引されています。

 ウーバーの創業者のトラニス・カラニック前CEOも魔法使いの様にIT業界に君臨していたと語り継がれるのではないでしょうか。

nice!(2)  コメント(0) 
共通テーマ:求人・転職

nice! 2

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

Facebook コメント