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各種の実証実験と運転手の気持ち

 今回は各種の実証実験と運転手の気持ちを書こうと思います。

 最初に断っておきますが、運転手の気持ちとは、私が思っているだけで全ての運転手の気持ちではありません。

 現在、「事前確定運賃」、「相乗り」、の実証実験が終了したか実証実験中です。全て現行運賃より割引されている料金が適用されます。

 現在すでに適用されている、「羽田定額」も「成田定額」も割引運賃が適用されます。この前も会社の運転手が「羽田定額」を受けて泣いていました。定額料金とメーター料金が大分乖離していた様です。

 忙しい時間帯だった様で、待ち時間に合わせる為に客を拾えない時間を考えると、割に合わないと言っていました。

 同じ様な事が「事前確定運賃」や「相乗り」にも言えるのではないでしょうか。抑々我々運転手は歩合給です。この場合の問題は時間ではありません。単純に金額の問題です。

 「事前確定運賃」や「相乗り」に要する時間に「事前確定運賃」や「相乗り」以上の営収を上げられるか否かはわかりません。出来るかもしれないし、出来ないかもしれません。

 会社は空港定額や「事前確定運賃」や「相乗り」で運賃を割り引いてでも確実な営収を求めると思います。

 換言すれば、会社は「その時間、その運転手の営収を割引運賃でも確保したい」と考えると思います。運転手も割引に目を瞑れば何も努力せず営収があります。ここ運転手と会社と乗客の利害が一致します。

 国交省、タクシー会社、乗客の関係を見れば、「三方一両得」の様に思いますが、車を運転する運転手が抜けています。同じ仕事をして営収が下がります。運転手の「損」の上に「三方一両得」が成り立っている事を忘れないでものです。

 「三方一両得但し他方一方損」のような気がします。他方一方損は言わずもがなデス。

 国交省は運転手の収入が最低レベルにある事を忘れてほしくありません。その運転手の仕事の上に乗客の為の各種の実証実験は成り立っています。

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