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「タクシー事業者の白ナンバー輸送制度」と「都市群でのタクシー荷物配達」の結果

 今回は「タクシー事業者の白ナンバー輸送制度」と「都市群でのタクシー荷物配達」の結果を書こうと思います。

 前に「タクシー事業者の白ナンバー輸送制度」は北九州市のタクシー業者が申請し、「都市群でのタクシー荷物配達」は横浜の三和交通が申請したと書きました。

 その結果が18日に規制改革協議会開かれ、その結果が国交省から表されました。結果は両方の申請とも、「不可」になりました。最終的に判断されるのは5月~6月になるそうです。

 前者の「タクシー事業者の白ナンバー輸送制度」は、申請会社の社長曰く「コストカットした別モードのタクシー」の創設だと言っている様です。・・・っは?デス。

 内容は、タクシー会社が運送責任を持ち、運行管理する場合は自家用車での営業を認めてほしい。という物です。詳細は、1.5種免許を創設して、流し運転はせず予約配車のみとするそうです。

 請負か直接雇用かの問題については、「運転者と請負契約で行うべきではない」又「雇用契約があっても、日雇いなどのケースは道交法で認めていない」と回答しました。

 1.5種免許に関しては、「2種免許を求める制度を緩和することは、安全確保の観点から適切でない」とこれは強調して回答しました。

 自家用有償旅客運送制度(原則禁止ですが、過疎地域での輸送や福祉輸送といった、地域住民の生活維持に必要な輸送について、それらがバス・タクシー事業によって提供されない場合に、その代替手段として、国土交通大臣又は事務・権限の移譲を受けた地方公共団体の長から登録を受けた市町村やNPO等が自家用車を使用して有償で運送できる)との関係では、「バス・タクシーが営利事業として成り立つ場合は、バス・タクシー事業者がバス・タクシー事業として行うべき」としました。当り前です。

 「自家用有償旅客運送制度はバス・タクシー事業が成り立たない場合に限定的に認めている」としました。

 三和交通の「都市群でのタクシー荷物配達」の内容は報道に不可だったとしか無いので詳細は分かりませんが、不可が当たり前すぎて詳細を書くまでの事がなかったのでは?と思います。

 気なったのは会議終了後に会見した議長が、「タクシー事業は人で不足に悩み、ニーズは多様化している。・・・・」とコメントをしました。

人出不足は若干違和感が有っても認めるとして、ニーズの多様化って何ですか?もう少し細かく、多様化を説明してほしいものです。

 まさかとは思いますが、以前、全タク連が発表した「今後新たに取り組む11項について」の11項目がニーズの多様化に即した物では・・・ないですよネ

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