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タクシー乗務員ら67人、時間外労働の未払い金など1億5,000万円求めて会社を提訴

 今回は「タクシー乗務員ら67人、時間外労働の未払い金など1億5,000万円求めて会社を提訴」を書こうと思います。


 とりま、タクシー会社を乗務員が訴える事件は数々ありますが、時に有名な事件は、KMの乗務員14人がkmに対し、歩合給から残業代を差し引く賃金規則は労基法に反し無効であるとして未払い賃金の支払を求めていた訴訟事件が有ります。


 この事件の詳細は過去に書いたので省きますが、大雑把に言うと、kmの就業規則ではタクシー乗務員に時間外手当、休日手当、深夜手当等の割増賃金が発生した場合、その割増賃金額と同額を歩合給から差し引くという計算方法を採っていたとされていて、これでは時間外労働を行っても、割増賃金が生じれば同額を差し引かれ事実上割増賃金は0円に固定されることになります。


 この事を分かり易く図示したのが下の画像になります。


 km裁判.png


 結果、1審、2審とも乗務員側が勝訴しましたが、最高裁の判決は「制度自体は違法」と判断し金額いついては高裁に差し戻しました。その結果、和解が成立し和解額は4億円だったようです。


  東京で、日交とライバル関係にある東京4社のkmでこんな残業しても残業代が0円と言う給与体系を取ったいた事に驚きました。


  この訴訟は全部で4件あり、訴状に加わったのは4件で196人になり、この196人が和解金≓解決金の4億円を受け取ツ事になります。


  人それぞれで残業時間は違うと思いますが、仮に4億円を196人で分けるとすると1人当たりゲスの勘繰りですが約204万円になります。一体kmはどの位の期間でこの違法給与体系を行っていたのかが気になります。……残業代が204万円ですよ!(笑)


  仮に月の残業代が8万円だとすると2年間残業だを受け取っていない事になり、悲しすぎませんか?


因みに、km自動車では、同種の訴訟が計4つあり2つは最高裁で敗訴していますが、上告審で逆転勝訴して結果4件の裁判で4億円です。


  敗訴の理由は「判決は、歩合給から割増賃金(=時間給)を引くのは、従業員に「労働効率性」を意識さ業を抑止する効果があると判断。合理的理由ががあるそうで意味が分かりまでん。


要するに判決では逆に言えば残業するなと聞こえますが?


  で、この判決が有ったから提訴したかどうか分かりませんが、時間外労働の未払い金などが生じているとして、群馬県高崎市のタクシー会社「上信ハイヤー」の乗務員の67人が1がつ30日、同社に対し、計1億4591万円の支払いを求めて東京地裁に提訴したそうです。


  訴状によると、同社は2020年4月〜2023年3月、賃金規則通りに基本給を支払っていないほか、同社の賃金規則では、時間外労働や深夜労働の割増賃金が実質的に支払われない内容になっていたそうです。


  又、同社は2018年2月〜2022年6月の間、乗務員に対し、乗客から迎車回送料金を受け取らないようにと道路運送法に反する指示を出し、賃金を減少させていた様です。


  道路運送法の第十条に 「一般旅客自動車運送事業者は、旅客に対し、収受した運賃又は料金の割戻しをしてはならない」となっているのでこの第11条に抵触した可能性がある様です。


  ・・・・・今回のこの金額が全て認めらっるのかは分かりませんが、もし認められれば・・・・1人当たり約220万円になります。


  当然、被告となているので15千万円の訴訟費用は・・・・・いか程?(笑)



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