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タクシー不足にタクシー規制緩和の論理矛盾

今回は「タクシー不足にタクシー規制緩和の論理矛盾」を書こうと思います。


  とりま、全国ハイヤー・タクシー連合会 会長は10月に、現在のタクシー不足はコロナ禍で乗務員が2割減った中で、インバウンド需要が急回復していることが主因だとしました。


  乗務員が2割減少した事と、観光地等でのタクシー不足は事実ですが、抑々論として、タクシー不足とは何なのかと言う定義は極めてあいまいなまま議論が進んでいる様に感じている事はこのブログでも書きました。


 要は、特定の時間帯に駅の乗り場にタクシーがいなて乗客のタクシー待ち行列ができているとか、アプリで呼んでみたもののタクシーが来ないとか、さまざまな状況が起きていることは事実だと思います。


 ですが、一方で、それは例えば大都市部、地方都市、郡部でくまなく起きていることなのか、東京などの大都市部などのあらゆる地域、あらゆる乗り場で起きていることなのか?等、あまりにもデータに基づかない個人の経験則に基づく話ばかりなのでしょうか?


 そも事の検証やデータが無く調査をしないままタクシー不足に付いて議論する事が無意味の様にかんじますが・・・・・?


ですが、その議論や調査が無いまま、全国ハイヤー・タクシー連合会 会長が前記した様に、現在のタクシー不足をコロナ禍で乗務員が2割減は正に正論で、当然、タクシー乗務員が2割へれば、タクシーの稼働率も減るので、コロナ前より街にタクシーが減るのは自明の理ですが、前記した様にタクシー不足の詳細なデータが無いままタクシー不足を訴えるのは如何な物でしょう?


観光地でも東京、大阪のような大都市部でも、タクシーが混み合う時間帯などの条件はある程度は一定しています。


お盆の時期に実家に帰省しようという人は、新幹線の切符が取れないと困るので早めに予約する事は半ば常識で、「新幹線が少なすぎるから増便せよ」、「飛行機をもっと飛ばせ」と無茶なことを言う人はそうそういないと思います。(笑)


 昔からある電話注文による自社無線対応でもそうですが、アプリ配車もタクシーも予約できるということをもっと利用者に知らせる必要があるのではないのでしょうか?。


 予約料金は掛か係りますが、予約はできるのでどうしても必要なら、そうするべきでは無いのでしょうか?。単にそうするべきであるというにとどまらず、混雑が予想される時期のタクシーの賢い利用方法を業界とし広報する必要があるのではないのでしょうか?


そういった取りくみや広報は営業戦略として個別事業者では行われているかもしれませんが、業界全体としての組織的取り組みは不十分ではないのでしょうか?


 事実でもあるタクシーの供給不足のその主たる原因は前記した様に乗務員不足な事は確かですが、ここでにわかに注目されはじめたのが2種免許制度で、2種免許の意義や位置付けを問い直しておく必要があるのではないのでしょうか?要は、2種免許は乗務員不足解消の足かせになっているのか?という事になり、自動車教習所などで春・夏・冬休みの各期間に学生優先でタクシー乗務員養成のための2種免許教習を受け入れる余裕がないなどと門前払いを受けるケースも多いとされているそうです。


要は、費用対効果の問題になります。


前にも書きましたが、話に脈略が無く(笑)ですが、川鍋氏は、順序としてタクシーの規制緩和の徹底を先行させるのが法治国家としての筋道だとの考えを改めて示し、現在のタクシーの形を維持しライドシェア反対で徹底抗戦することは意味がないと指摘したそうで、この時点でやや白旗の様ですが、ただで白旗を上げるのではなく、準特定地域の指定解除を含めてタクシーの徹底的な規制緩和促進で、タクシー事業は再び競争モードに回帰するとの認識を示した様で、要は、ライドシェアと規制緩和のバーターで草。


規制緩和の目的は、今の準特定地域を無くし、規制緩和前の道路運送法の通り台数を届け出制にする事でタクシー台数を増やし、現在のタクシー不足を解消す事の様で草が・・・・・


現在も、準特定地域では供給過剰状態乗務員不足の為、稼働率が60%台なのにこれ以上タクシー台数を増やして・・・・・誰が乗るネン?(笑)


これに歩調を合わせる様に、第一交通社長もライドシェア解禁論に「まずタクシー規制緩和を」と述べた様です。


 この社長は、ライドシェア導入に対して「反対とか賛成とかではない」としたうえで、「道路運送法による規制でタクシー会社ができないことが多い。まずそれを規制緩和で解禁し、台数も増やせるようにすべきだ」と主張したそうです。


 この社長、ライドシェア導入に対しての賛否ではなく、ただ、規制緩和を解禁して台数を増やしたいと考えている様で・・・・・唯のKYフラグで(笑)


 自説の根拠は、過当競争を防ぐために運輸局が「特定地域」、「準特定地域」を指定して新規参入や増車を制限する仕組みも、都市部でもタクシー不足が指摘されるようになった実態と合わくなり、タクシー会社の判断で車両を増やせるようにする見直しが必要だと主張したそうです。


 まじもんのKY説有り?・・・・脈略の無い話でオワオワリ(笑)



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