SSブログ

2つの横浜市営バス

 今回は「2つの横浜市営バス」を書こうと思います。


  とりま、横橋の運営する横浜市営バスには2つの会社が有る事横浜市民の方はをご存じでしょうか?


それが「TD」バスという物です。


  ぱっと見ると車体カラーや車体デザインは横浜市営バスと全く変わりませんが、よく見るとエンブレムがまったく違っていて、ほかに違っている部分では、市営バスの車体には「横浜市営」という文字が書かれていますが、こちらのTDバスには「横浜交通開発」というも組織の名前が書かれています。


 横浜湖閏株式会社.jpg


 なので、このTDバスは、横浜交通開発という会社が運行しているバスになります。


  で、という会社はは横浜市交通局の外郭団体だそうです。この会社、横浜交通開発は、1988=昭和632月に設立されたそうで、交通局から100%の出資を受けている会社なので、交通局が官公庁なので外郭団体とな英ますが、超ざっくり言うと交通局の子会社のような存在になります。


  この会社のヘッドマークの「TD」は 「Traffic Development」になるのですなわち、「交通開発」を表す社章だそうです。


 市営.jpg


 会社が設立された当時はブルーラインの延伸があったり、グリーンラインの着工を控えていたりと、市営地下鉄の駅が増えていくタイミングだったそうで、新駅周辺の利便性を高め、交通局の資産の有効活用を図るために、駐車場や駐輪場の設置が進められていそうですが、しかし、その当時は交通局がその業務を行うには法的な制約が有ったそうで、それらの管理運営を任せるための会社として横浜交通開発が誕生したそうです。なので、出発はバスの運行を目的として設立された訳では無い様です。


 TD.jpg


 横浜交通開発がバス事業をスタートさせたのは2007(平成19)年12月のことだそうで、このころは、公営バスのあり方を問う議論が世間一般で取り沙汰されていたそうで、要は、バスは自治体じゃなくて民間にやらせたらいいじゃないか、という風潮があったそうで、交通局もその波を受け、民間への委託を検討するようになったそうです。


  交通局としても初めての試みであったため、見ず知らずのバス会社にすべてを任せるのは難しかったので、そこで、民間企業でありながら、それまでの交通局の考え方を反映させやすい横浜交通開発に白羽の矢が立ったそうです。


  横浜交通開発が交通局から任された仕事は、磯子区の滝頭車庫が有る「磯子営業所」と緑区の緑車庫が有る「緑営業所」の業務まるごとで、営業所内のデスクワークも、その営業所から出る34路線のバス業務も全部ひっくるめて横浜交通開発が受託する運びとなったそうです。


  なので、現在、両営業所内で働いている人は、整備士を除き横浜交通開発に所属している人で、管轄しているバスを運転しているのも横浜交通開発の乗務員だそうです。


  交通局から委託された路線を走る車両はすべて交通局が所有するものなので、付けているヘッドマークは交通局の局紋になり、車体には「横浜市営」と書かれている。


 となると、TDバスは一体どこを走っているのか?です。


 横浜交通開発は交通局からの受託路線のほかに、当社の自社路線というものがあり、その名の通り交通局から頼まれて走っている路線ではなく、横浜交通開発が自分で持っている路線のことだそうです。これらは元々は交通局で持っていた路線だが、現在は委譲されて横浜交通開発のものになっているそうです。


 磯子営業所の61系統、70系統、117系統と緑営業所の100系統がその自社路線で、この4つの路線を走っているバスこそがTDバス・・・・・です。


 なので、上記4路線でしか見ることも乗ることもできないというバスで、法律上は交通局からの受託路線を走ることはできなく、逆に交通局のバスを自社路線で使うのも事も無理な様です。


 台数で言うと、交通局がおよそ825台のバスを所有しているのに対し、TDバスは全部で14台のみで、14台の車体は交通局からの買い取りやお下がりではなく、横浜交通開発が自前で購入しているものだそうなので、14台÷825台×1001.7%になるので、走っている場所が限定されているので、その辺りに縁のない人は一生目にすることがないかもしれません。



nice!(2)  コメント(0) 

nice! 2

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

Facebook コメント