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信号の色の並びは誰が決めた?

今回は「信号の色の並びは誰が決めた?」を書こうと思います。


  タクシーに乗務していると1日に何百回と信号を見ます。別に見たくて見ている訳では無いのですが(笑)とりま、信号は目に付きます。


  ご存じの様の信号は、青、赤、黄の3色になっていて、青は「進んでも良い」、赤は「止まれ」、黄色も「止まれ」になっています。


  これは道路交通法施行令 第二条 黄色の灯火について、第二条 黄色の灯火で以下の様に記載されています。


 二 車両及び路面電車(以下この表において「車両等」という。)は、停止位置をこえて進行してはならないこと。ただし、黄色の灯火の信号が表示された時において当該停止位置に近接しているため安全に停止することができない場合を除く。


  なので、黄色の信号は原則「停止位置をこえて進行してはならないこと。」になっているので「止まれ」になりますが、例外的に「安全に停止することができない場合を除く」となっているので、巷では黄色信号は「注意して進め」はこれを誤解釈した様です。


  では何故信号機の色は青色、赤色、黄色なのでしょう?これはCIE=国際照明委員会によって、信号機は赤・緑・黄・白・青の5色と規定され、交通信号機には赤・黄・緑の3色が割り当てられているからだそうです。なので、ほぼすべての国で信号機の「止まれ」には赤、前に「進んでも良い」には緑が使われている様です。


  で、信号機の色の並び方ですが、これも法律で決められていて、それは道路交通法施行令3条で、左から青、黄、赤の順となるよう定められています。縦型の場合は、上から赤、黄、青の順です。また歩行者用信号は上が赤、下が青で、指定方向に通行できる「青色矢印」の表示も、横型の場合は左折が左の青の直下に、直進が中央の黄、右折が右の赤の直下に設置するよう定めています。


 信号機2.jpg


 右側が赤なのは、これは、ドライバーや歩行者にとって重要となる赤を、より広い範囲から確認できるよう道路の中央部や高い位置などに配置し、視認性を高める狙いがあるそうなので、左側通行の日本では右側が「赤」になります。


  じゃあ、米国などの右側通行の国の信号は?と思いますが、右側通行の国では、反対に左端が赤になります。


  又。前記した「道路交通法施行令」第3条には信号の灯火順も定められていて条文は「信号機の灯火の配列は、赤色、黄色及び青色の灯火を備えるものにあつては、その灯火を横に配列する場合は右から赤色、黄色及び青色の順、縦に配列する場合は上から赤色、黄色及び青色の順とし、赤色及び青色の灯火を備えるものにあつては、その灯火を横に配列する場合は右から赤色及び青色の順、縦に配列する場合は上から赤色及び青色の順とする。」となっているので、要は、青→黄→赤の順に灯火する事になっています。


  信号機の青はどう見ても緑に見えるのは自分だけでしょうか?(笑)。この緑に見えるのは自分だではない様で、青野菜、青物、青葉など緑色のものを青と呼ぶ場合が多かったため、緑信号を青信号と表現するようになった説、赤の対極にある色が緑ではなく青だからという説、色の三原色である赤・黄・青が影響しているという説もる様です。(了)


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