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何故、A型賃金はいつ?なぜ?無くなったのか?

 今回は「何故、A型賃金はいつ?なぜ?無くなったのか?」を書こうと思います。


  とりま、今ではほゞほゞ見なくなったタクシーのA型賃金ですが、なぜ無くなったのでしょう?。


 自分が入社したての頃のきんぞく30年以上の先輩は、「うちの会社も昔はA賃で退職金まで有ったのだヨ」と言っていました。「退職金、幾ら位有ったのですか?」と聞いてみると、その先輩の兄も同じ会社に勤めていて、「勤続年数にもよって違うが、兄貴は300万だったヨ」と言っていました。


  今から30年以上前の300万、今ならどの位の価値になるのでしょう?当時はバブル真っ盛りでそれこそタクシーが捕まらなくてワンメーターで1万円を出して「釣りは取っといて」の時代だった様です。


  その先輩の兄は給料には一切手を付けず貯金して、生活はチップで賄って家を買ったそうです。


  正に、タクシーバブルです。(笑)


  その時は、今のAB賃では無くA賃だった様です。


  話が昔話ぽっくなってきたので何故A型賃金を見なくなったのか疑問でいつまでA賃は有ったのかが気になります。


  平成20年12月18日の交通政策審議会答申(「タクシー事業を巡る諸問題への対策について」)で、歩合制賃金のあり方等に関する以下のような指摘がなされたことを踏まえ、平成21年3月30日に設置された「タクシー事業における賃金システム等に関する懇談会」において議論された様です。


懇談.png


  答申での主な指摘は、「事業所の外での労働が中心であるタクシーの特性から、タクシー事業においては、多くの場合、運転者の賃金として歩合制が採られているが、その結果、供給の拡大や運賃引き下げに伴うリスクを相当程度運転者が負わされ、供給過剰や過度な運賃競争が労働条件の悪化等につながるという現象が生じている。」として、「歩合制賃金については、その実態を所与の前提とするのではなく、営業形態や運行管理の実態等を踏まえ、合理的な範囲内で、例えば固定給のあり方など、タクシー運転者の賃金システムの改善の可能性等につき、関係者で検討を深めていくべきである。」と当時から歩合制賃金について問題意識を待っていて様です。


  平成20年は2008年になるので今から15年前になります。答申の中で、「金体系のあり方(固定給と歩合給の関係)について」では、「・・・歩合給の必要性を認めつつも、一定の固定給が保障されていることが望ましく・・・・」とされていて固定給の必要性が述べられています。


  懇談会での主な意見の1の賃金体系のあり方の固定給と歩合給の関係等では、大事な事が述べられていて、それは「タクシー産業において歩合給は必然的、合理的と決めつけるのは誤りである。規制


緩和まではA型賃金のもとで立派に事業が遂行されていた。」と述べられ、要は憎っき小泉改革前はA型賃金はまだ立派に事業が遂行されていたみたいです。


  小泉改革は「聖域なき構造改革」とも呼ばれ、2001年からの構造改革です。タクシーの規制緩和で新規参入の障壁が下がり一挙にタクシー会社が増え・・・・・お察しの通りの状況になります(怒)


  なので、憎っくき小泉改革まではA型賃金は立派に事業が遂行してたの、A型賃金を無くしたのは小泉改革という事になります。


  「親が憎けりゃ子も憎い」では有りませんが、・・・・進次郎・・・SDGSや脱原発でも騒いでいろヨ(^^)/


  今回は、」最後の方が過激?草



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