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中央値と正規分布とタクシー・・・?

 今回は「中央値と正規分布とタクシー」を書こうと思います。


  前に都内に有るタクシー会社紹介業の会社の事を書きました。しつこい様ですがその動画では、正規分布の事をタクシー会社の営収に当てはめて説明していました。


  動画では、中央値の事を「その会社では一番多い人がいる集団」の事を中央値と言っていて、ゾーンんで中央値の事を説明していたので、空いた口が塞がりません。(笑)


  とりま、前にも書いた様に「中央値」とは、データを小さい順か大きい順に並べたデータのちょうど中央にあるデータのことを指しすので、ゾーンでは無くピンポイントで表します。先ず、ここが大きな間違いになります。


  2つ目の間違いは正規分布は、平均値と最頻値と中央値が一致し左右対称の形になりますが、この会社では平均値が中央より右になっているので、正規分布ではなく歪みが有るグラフになり、歪度」とは、分布の歪み度合いを示すもので、細かい数字が分かれば「歪み度」は計算できますが無いので歪み度は?です。


  この会社の月の営収平均は約83万円だった様で、一番の多かった月の営収平均は70万円~75万円がボリュームゾーンだった様で、平均と多いと13万円少ないと8万円の差が出て、右に歪んだ分布曲線になります。


  この動画では営収の平均値の話では無く堂々と「正規分布で一番多いのは中央値なので中央値の話をしようと思っています」と言っていて草が生えます。


  仮にこれが平均83万円の正規分布に従うとしたら、標準偏差のσは405,586円になるので、―σは83万円―405,586424414円、+σは1235,000円になるので、424414円~平均の83万円までの人の割合は34%、平均から1235,000円までの人も34%いる事になります。


  ですが、平均値が中央より右に歪んんでいるので、平均以下の人が多いので平均を押し上げてる人は相当営収がいいはずです。


  この動画でも、営収65万円から90万円の人の割合が79.3%としているので平均以下の人の割合が多い様です。


  この会社の一番の多かった給料は427,000円~457,000円までの人が18.9%、その前の396,000円~426,000円までの人が13.6%、488,000円~518,000円までの人が14.9%になる様で、歩率は分からいので60%とすると、営収は66万円~863,000円までの人が全体の47.4%になるので、ほゞほゞ約半数の人の営収が66万円~863,000円の中にいる様です。


  右に歪んでいて中央値が平均値により右有るという事は、右に歪んでいるグラフになり、因みに、ピアソンの経験則では、山が一つでも対称でない(偏っている)分布のときは歪んでいる方向の順で、 平均値が「外れ値」に引っ張られ「最頻値、中央値,平均値」の順に並ぶことが多いという経験則になります。


  この場合も営収が171万円の乗務員がいたようなので、山手交通はこの様な幾つかの外れ値に引っ張られて平均が上がったように感じます。


  兎にも角にも、いい加減な正規分布の話をタクシー乗務員に給料に結びつけてもらいたくないのが正直な処で(笑)・・・・・動画を出すならもう少し勉強してから動画を出す方がいいと感じて、このブログの様にディスられますヨWWW


  ・・・・しょうもナ(笑)



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