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配車アプリ利用の怪

 今回は「配車アプリ利用料」を書こうと思います。


  まだ記憶に新しい20221114日から、東京特別区・武三地区のタクシー運賃が15年ぶりに改定されて、このタイミングで、タクシー配車アプリ運営会社の対応が分かれました。


 202211月に1000万ダウンロードを達成したタクシー配車アプリ「GO」を運営するMobility Technologies(だけが、それまで迎車料金に含まれていたアプリ手配料を「外付け」にして100円と設定しました。


今迄は、各タクシー運営会社が定めた迎車料金を支払うだけでよかったのですが、今回の値上げに伴い、DiDiSRIDE、ウーバー、GOなど色々あるタクシー配車アプリ運営会社の中で、GOを運営するMoT1社だけが、迎車料金とは別にアプリ手配料を明示するように変えました。


値上げ前は、タクシー運営会社はアプリを使った配車が成立するたび、1件ごとにあらかじめ定めておいた定率又は定額の手数料を、ユーザーから受け取る迎車料金の中から配車アプリ運営会社に支払っていました。換言すれば、ユーザーから見た場合、配車アプリの手配料がいくらかは見えない構造になっていました。


 今回の値上げに際して、日本交通や東京無線グループなど配車アプリ「GO」を利用するタクシー運営会社の多くは、GO側からの要望を受け入れ、迎車料金を300円に抑え込み、それとは別にアプリ手配料100円をユーザーから徴収する方式に切り替えたそうです。


ですが、GOを採用する「荏原交通」は無線配車に回数も日交といい勝負ですが、迎車料金は500円だそうです。


 これに対して、S.RIDEが運営するタクシー配車アプリ「S.RIDE」を利用する国際自動車や大和自動車交通など、GOを利用しないタクシー運営会社の多くは、これまでと同じくアプリ手配料込みで迎車料金を500円に設定しています。


 又、利用するタクシー運営会社と異なる形で、アプリ手配にかかる費用を「見える化」したタクシー運営会社もあり、それがS.RIDEを利用し、タクシー約1400台を抱える大手の1つ、グリーンキャブで、配車アプリを利用した際の迎車料金は基本500円で、配車アプリ以外の申し込みによる迎車料金は300円と設定しました。


 要は、アプリ手配料という形で明示こそしていませんが、利用者から見た場合、アプリ手配料は200円に見えるので、アプリ利用料の「半透明化」の様です。


MOTのアプリ利用料はマジ酷くて、本来は日交の様に迎車料金300円にアプリ利用料100の合計として400円と書くべきところで、このアプリ利用料100円の「見える化」が本来の趣旨だったと思いますが、GOを使用する事業者で対応は様々で、例えば「小田急交通」の場合東京23区の迎車料金は400円と記載されていて、アプリ利用料の100円の記載は有りません。(笑)


GOを使用する東京4社の帝都の迎車料金はホームページには300円と記載されていて、アプリリ利用料金の100円の記載はありません。


アプリ手配料の確認方法は、アプリの「メニュー」 >「タクシー会社」>「タクシー会社一覧」から見られますが、帝都はしっかりアプリ利用料を取っていて(笑)です。


MoTがタクシー配車アプリ運営会社の中で唯一、アプリ手配料100円を「外付け」明示した理由は、「利用客に直接課金できる体裁を整えたかったから」だそうです。


 課金・・・・・・流石、ゲーム会社の発想で草が生えます。これからアイテムを購入するとゲームの様に課金かヨ(笑)アプリ利用料の100円の言い出しっぺはMOTですが、MOTの会長は、そうあの人です。(笑)



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