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ガソリン価格170円とトリガー条項

 今回は「ガソリン価格170円とトリガー条項」を書こうと思います。


  レギュラーガソリン170円・・・高いっスよね~昔のハイオクより段違いに高くなっています。(>_<)。現在ほとんどのスタンドでは、ハイオクはレギュラーよりおおむね10円高く設定されている様なので・・・ハイオク180円代の様です。マジかです。(@_@)


 トリガー.png


 ヨーロッパ車はハイオクなので今回のガソリン価格は痛手になります。あの大衆車のドイツの「ゴルフ」でさえハイオクなので、ゴルフでハイオク180円は洒落にもなりません。(>_<)。自分は今の車に買い替える前は同じメーカーのVWのワゴンタイプのパサートに乗っていましたが、当然ハイオクでした。でも、買い替えるまで4年間で9,000㎞しか乗っていなかったのでそれほどガソリン価格は気にしませんでした。今乗っている車もディーゼルのT-ROCなのでレギュラーより安いので助かります。って言っても買いかえて1年経つのに年間1,700㎞しか走っていないので(笑)ですが。


  現在の様にガソリン価格の高騰が続いているので、政府は石油元売り会社に補助金を支給し、店頭価格を抑える異例の措置を講じました。現在、足元で大きな負担緩和効果があったとは言い難い状況なので、そうした中、ガソリン税を一時的に軽減する「トリガー条項」の発動を求める声が出ているそうです。


 トリガー条項とは、租税特別措置法の第89条に定められていて、89条は「揮発油価格高騰時における揮発油税及び地方揮発油税の税率の特例規定の適用停止」の規定が有り、第1項には「前条の規定の適用がある場合において、平成二十二年一月以後の連続する三月における各月の揮発油の平均小売価格がいずれも一リットルにつき“百六十円”を超えることとなつたときは、財務大臣は、速やかに、その旨を告示するものとし、当該告示の日の属する月の翌月の初日以後に揮発油の製造場から移出され、又は保税地域から引き取られる揮発油に係る揮発油税及び地方揮発油税については、同条の規定の適用を停止する。」となっています。


  要は、ガソリン価格がリッター160円を連続3ヵ月超えた他時は、揮発油税及び地方揮発油税について停止する事になります。


  ですが、一方、平成二十三年法律第二十九号の「東日本大震災の被災者等に係る国税関係法律の臨時特例に関する法律」の第44条には、「租税特別措置法第八十九条の規定は、東日本大震災の復旧及び復興の状況等を勘案し別に法律で定める日までの間、その適用を停止する。」となっているので、現在も過去にさかのぼっても適用された事は1度も有りません。


  ガソリンリッター当たりの価格構成は、ガソリン本体価格+石油炭素税2.8円+本来の税額28.7円+上乗せ分25.1円+消費税になる様で、このうち本来の税額28.7円+上乗せ分25.1円=53.8円が「ガソリン税」になる様です。仮に、ガソリン価格がリッター170円とすると、そのうち53.8円は税金になるので、実際の価格は約120円という事になります。要は、1/3強が税金という事になります。


  なので、このうち、本来の課税より上乗せされているのが25.1円あり、この上乗せ分を、免除しましょうという仕組みが「トリガー条項「です。リッタ―25円となると、170円→145円となるのでそれでも以前より高いですが、今の170円よりは大分魅力てな価格です。(@_@)


  ですが、このトリガー条項を使うためには、現在は上記の様「東日本大震災の被災者等に係る国税関係法律の臨時特例に関する法律」の第44条により凍結さr停るので。発動できないよう法律で定められています。


  なので、凍結を解除するには、この震災特例法を改正する必要があり、ハードルが高いよ言うです。(@_@)


  又、ガソリン税による税収は、今年度・2021年度の見込みは22914億円に上り、このうち、上乗せ分は1兆円余の様です。トリガー条項を発動すれば、仮に1年間続くと1兆円の税収を失うことになりま、言わずもがな、財政をつかさどる財務省は大反対するでしょうネ。


  又、仮に法改正されて、トリガー条項が発動されることになれば、なるべく安く買おうと一時的な買い控えの発生が想定される事が予想され、この時は、価格下落時を狙って消費者がガソリンスタンドに殺到することが考えられます、どうせ安くなるなら満タンじゃなくていいんじゃネ・・・です。


  「東日本大震災の被災者等に係る国税関係法律の臨時特例に関する法律台44条」を凍結したのは、旧民主党政権が被災地の復興財源を確保するため凍結を決めたからで、前記した様に1度もトリガーはひかれていません。


  萩生田経済産業相は30日のフジテレビの番組で、ガソリン価格の高騰が続く場合、追加対策を検討する考えを明らかにしました。ガソリン税の暫定上乗せ分(約25円)を一時停止する「トリガー条項」の発動について、「有効的に使えるのならば、使うことは常に考えていく」と話した様です。


  ですが、会見で堂々と「トリガー条項発動」と発言すると、上記した事が起きるのでは言えないのでしょうネ。ですが、法改正が伴うのでいつかは国民にわかってしまいす。


  原油元売各社への支援金・・・・そんなレベルを超えた現在の価格170円で草。(>_<)



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