・・・さざ波、笑笑

　今回は「・・・さざ波、笑笑」を書こうと思います。

　勘の良い方なら、「あ～あの事ネ」と察しがつくと思います。概略を書くと、内閣官房参与の嘉悦大学教授職を務める、高橋洋一氏がツイートした内容です。それが以下のツイートになります。

　日本の100万人当たりの新型コロナ新規感染者数を、インドやフランス、カナダ、ドイツ、イタリア、アメリカ、イギリスと比較したグラフを引用しながら、こうツイートしました。「日本はこの程度の『さざ波』。これで五輪中止とかいうと笑笑」と。

　高橋氏のツイートはこの前日、五輪の中止を求める声が競泳・池江璃花子選手に寄せられているニュースに反応して、こうした声に呼応した発言とみられる様です。

　東京オリ・パラの開催の賛否については、有名・無名を関わらずそれぞれが独自のアンケートを行っている様です。レフト代表の朝日新聞のアンケートでは、賛成43%、再延期40%、方やライト代表の産経新聞社・FNNの合同世論調査では東京五輪・パラリンピックの開催について「感染対策を徹底して予定通り開催できると思う」が24.3％、「中止もやむを得ない」が56.8％、「再延期せざるを得ない」が17.6％、と左右のメディアとも「中止・再延期」の方が「開催」の方の数字を上回っています。

　話が変わってしまいましたが、高橋氏の発言の意図はともかく、グラフを見ても分かる様に、インド、イギリス、フランスを津波とすると、正に「さざ波」程度の様です。これらの国に比べ日本は２桁若しくは３桁くらい確認された感染者数は少ない様です。何処の国も第１波、第２波、第３波を経験している様です。正に、「海に出たらヤバインじゃネ」位のうねりが有ります。

　それに比べ日本は、「釣り船で釣りに行ける」レベルのさざ波程度、又はうねり程度の様です。この高橋氏の色々な解説は分かり易くためになる事も有ります。

　国債で言うと、政府が国際を発行すると日銀が買上げ、政府はその利子を日銀に支払い一旦は日銀に入りますが、が、日銀は政府の子会社なので最終的には日銀に支払った利息は、最終的には巡り巡って結局政府の収入になり国庫に入ります。なのでこの方式で発行した短期国債は国民の負担は有りません。要は、自分で売って自分で買うとでも言える様な気がします。今回のコロナ禍で発行した物には、この日銀買上げの短期国債も相当含まれている様です。

　償還月が来たら、当然、シャンプになるので国民の懐は痛みません。自分も国際＝国の借金＝悪と昔中学の授業で習った記憶が有りましたが、今の国（中央政府）の借金である国債の発行残高は地方債の20０億円を除くと約900兆円になりますが、日銀の国債保有残高は490兆3435億円になるので、約50%強が日銀をとして自分で売って自分で買った国債になります。

　話が飛びましたが、これを気付かせてくれたのが先の高橋氏です。又、高橋氏は今のコロナ禍では政府は金を配る事くらいしか具体的な方法が無く、持続化給付金も休業支援金も然です。今回のコロナ禍では医療従事者や療養別途数の不足が問題視されていますが、高橋氏は言葉は悪いですが「札束で横っ面を叩いて」も、病床や医療従事者の確保をするだけの予算は充分に手当してあると言っています。

　接種場所や療養施設などが不足し、医療逼迫を起こしている様ですが、昨年の補正予算の段階で地方自治体が使える資金を充分用意が有った様なので、簡易プレハブの様な物も出来たはずです。

　感染者が一部の国に比べ少ないとはいえ、医療状況は逼迫しており、都市部では緊急事態宣言も出され、連日数十人の死者が出ている事は事実ですが、この様な状況を「さざ波」、「笑笑」などと表現したツイートには、更迭を求める声も含め、批判が集まっているようです。

　自分は「さざ波」より問題は「笑笑」の文字だとし「表現方法の問題で、そこに対して思うところがある様に感じて、又、「この数値だったら頑張ったらオリンピックもできるはずじゃネ？」というのはあってもいい意見の様な気がします。

　ぶっちゃけ、「笑笑」という文字をつけた事に反発する人も出た様な気がします。因みに、高橋氏は11日に「価値観を含む用語は使わないようにします」とツイッターなどで釈明しまし、謝罪や撤回はしていませえん。抑々、謝罪何て不必要と思うのは・・・・・自分だけ？「笑笑」

　赤い↓が日本ですがさざ波では無く、凪の様で波乗りには不向きな様な気がします。「笑笑」