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東京無線・チェッカー業務提携&統合へ

 今回は「共同無線・チェッカー業務提携&統合へ」を書こうと思います。

 横浜の乗務員にとっては、マジ如何でもよい事ですが・・・東京の東京無線とチェカーが本格提携し、将来的な統合を本格化する様です。

 行燈は東京無線に揃え車体にチェッカーの市松模様のラインが入るそうです。8月の無線配車回数は、東京無線が29万回、チェッカーが3万8千回になっていました。トップは当然日交の66万回です。東京無線は2位、チェッカーは7位になっています。

 現在、東京特別区・武三地区では、東京無線が50社の会員事業者、55の営業所、営業社3,745台になっている様で、対するチェッカーは会員事業者43社、48の営業所、事業車3,127台になっています。これで事業者数98社、営業所数103ヵ所、車両数約6,800台の無線グループが誕生する事になります。

 この統合は、両グループの数字を見ても分かると思いますが、通常の大が小を飲む感じでは無さそうです。ほゞほゞ規模的に同じ無線グループの統合といったところでしょう。が、無線配車回数は29万回と3万8千回と東京無線の方が約10倍弱多くなっています。

 チェカーにとって今回の提携の背後には、日交、㎞などの大手に引き抜かれ組織の縮小、弱体化が有る様です。東京無線にとってのメリットは日交幹部がいみじくも言っていましたが「台数イコール力」です。この考えは当然チェッカーにも有ると思います。要は、中小がまとまって大手への対抗軸を作る事は自然な流れです。29万回の配車グループと約4万回の配車グループの統合で、悪い言い方ですが、美味しい思いをするのは・・・チェッカーです。

 両グループとも事業者の中には、大手の傘下に入った方が収入的に得策という事業者を纏め上げ、「大手の軍門に下るのは嫌だ」との意思を見せての統合の様に感じます。

 現在、東京無線はMOTのJapanTaxi、チェッカーはソニー・タクシー連合のみんなのタクシーのS RIDEを採用しています。アプリに関しては、東京無線はS RIDEを併用する事を決定している様です。

  今回の将来的統合を見据えた業務提携は来年の4月1日から行う様です。この記事を読んで驚いた事が2つ有ります。1つ目はチェッカーの車には車には全車に無線が搭載されていなかった事で、これを見て、無線配車回数が東京無線と大きく離れている事が分かった様な気がします。・・・今時、無線配車グループの車に無線が搭載されていなかったとは驚きです。

 2つ目は、下図でも分かる様に、新宿区、文京区、千代田区、中央区の(赤い丸)には東京無線、チェッカーとも営業所が有りません。この辺が大手と準大手の違いの様な気がし、更に日交やkmは専用乗り場まで有ります。
地図2.png

 あとは、お決まりの、業務の1本化、チケットの共通化、乗務員教育・研修の統合なので、結局この統合は、タクシー業界の悪しき習慣・・・「台数イコール力」の統合の様です。

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