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Covid-19によるバス・タクに財政支援ってどうなの?

今回は「バス・タクに財政支援ってどうなの?」を書こうと思います。

 国交省の大臣は、閣議後に開かれた会見で、新型コロナウイルスによる肺炎の感染拡大に関し、「バス・タクシー事業差者から『売り上げが落ち、経営状況が悪化している』、『雇用の確保が難しい』といった深刻な声を聞いている。」と述べ、財政支援に注力する姿勢を示しました。

 具体的には、「日本政策金融公庫のセーフティーネット貸付制度(経済環境変化対応資金)」や厚労省の「雇用調整助成金制度の要件緩和を挙げ、「資金繰りの支援や雇用の確保に全力で取り組みたい。休業している所も出てきているが、今回の事案で廃業する事業者が出ない様しっかりと守っていく」と述べた様です。出ました政治家お得意定番のしっかり」発言。・・・草。

 タクシー業界は、乗務員が、嫌味を言われ、暴言を吐かれ、客から見下され、それでも耐えて乗務して得た運賃収入が経営の基盤になっています。資金繰りの悪化=新型コロナウイルスの問題ですが即収入減と決められませんが、 ほゞほゞそんな感じです。

 タクシー事業者の収入は、経費30%%、人件費70%に案分されます。人件費は歩合なので、運賃収入の多貧に関わらず運賃収に対して70%なので、「資金繰り支援」は上記の経費の30%に対する支援策です。収入30%の経費が苦しくてセーフティーネットを使う訳ですが、では、経営基盤の運賃収入を担う乗務員はどうなるのでしょう?

 バス・タクシー事業差者から『売り上げが落ち、経営状況が悪化している』は笑止千万です。タクシーに限って言えば乗務員の方を向いてない発言は確かです。

 要は、新型コロナウイルス感染拡大→タクシー利用者の減少→経営状況の悪化→日本政策金融公庫のセーフティーネット貸付制度の利用→タクシー事業者の救済・・・デス。

 売り上げの源泉になる乗務員の事は何処のも触れていません。草

 新型コロナウイルスの感染拡大前から資金繰りに窮していた事業者は有るはずで、全国のタクシー会社のうち64%が赤字というデーターも有る様です。話が横道にずれましたが、運積収入の70%を担う乗務員には・・・歩合給という複雑な給与体系で有る事は認めますが・・・それでも乗務員の事には触れていません。草

 上記、新型コロナウイルス感染拡大→タクシー利用者の減少→経営状況の悪化→日本政策金融公庫のセーフティーネット貸付制度の利用→は、新型コロナウイルス感染拡大→タクシー利用者の減少→経営状況の悪化と共に『乗務員の給与の低下』→本政策金融公庫のセーフティーネット貸付制度の利用、と乗務員も経済状態が悪化している事も考慮して欲しかったところデス。・・・無理でしょうけどネ。

 せめて、貸付制度を運用するなら、「新型コロナウイルス感染拡大により運賃収入が減少し歩合給である乗務員手当も減少している」、位の意識は持って欲しいものです。オコ

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