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国交省の初乗り短縮を伴う運賃改定について・プレスリリース

今回は「国交省の初乗り短縮を伴う運賃改定について・プレスリリース」を書こうと思います。・・しつこい草

 国交省の関東運輸局がプレスリリースを出しています。前回はその数字を根拠に8.88%の値上げになる様な事を書きました。

 一部抜粋をすると、「・・・運賃を公示しましたのでお知らせします。今回の運賃の変更により、初乗り距離を短縮しタクシーを短距離でも利用しやすいものとする一方、“タクシー運転者の労働条件の改善を図るため”、加算運賃については従来より短い距離・時間で加算され、乗車距離によっては従来の運賃より高くなります。」とはっきり記載されています。

 令和元年の査定と改定後の収入の運送収入の査定額が、査定額では13,987,830(千円)で収入比96.4%になっていますが、改定後は15,230,605(千円)で・・・96.7%と0.3%しか伸びていません。草

 この数字は原価対象事業者21社の数字を元にしています。従来は平均すると13,987,830(千円)÷21社≒66億600万円ですが、改定後は15,230,605(千円)÷21社≒72憶59500万円になっています。

 単純に従来の営収は、6,666,000,000円÷365≒182万円、改定後は7,250,000,000円÷365円≒198万円になります。その差は約16万円になります。月に換算すると約480万円の増収になる様です。

 面白い事に、運送収入だけが変更されているだけで、その他の数字に変更箇所は1ヵ所も有りません。要は令和元年の収支を数字上±0にしただけの表です。草

 未だ改定していないのでしょうが無いとは思いますが、何だかナ~の気分です。

 その為、利潤込収支差は0円になり利潤込収支率は100%となっています。要は、この表では、運送収入の差の7,250,000,000円-666,000,000円=5億9千万円がどこに行ったか分かりません。総収支の不足分に充てられているとは思いますが・・・・

 8.88%の根拠を示すためにこんな表を出すくらいなら、運賃改定の主眼である「乗務員のの労働条件の改善を図るため、」に則って、少しは「君たち、乗務員の収入はこうなるヨ」的な物が欲しいと感じるのは自分だけでしょうか?苦草

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