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京浜交通圏・運賃改定の実際・何故8.88%なのか?

 今回は「京浜交通圏・運賃改定の実際・何故8.88%なのか?」を書こうと思います。

 当初、京浜交通圏の運賃改定では、第1号の運賃改定申請は中区にある「アサヒタクシー」で、改定後の初乗運賃は、普通車が「1.3Kmで500円、加算額は265mで100円」で申請したと記載しました。新聞発表がソースとなっていました。

 その数字が公示されたものと違っていました。記載した数字→公示された数字の順に書くと、初乗り:1.3km→1.2km、加算距離265m→264m、とわずかに差が有ります。

 初乗りは100m短く、加算距離も1m短くなっています。京浜交通圏の改定率は8.88%になる様です。上限運賃は500円で加算運賃は264mで100円、下限運賃460円で加算運賃は287mで100円となっています。

 この8.88%の数字は、初乗り料金や加算料金を如何いじっても出て来ません。草

 この8.88%の数字の根拠は、所要増収率の算定根拠という表にまとめられている項目をべースに算出した物の様です。

 29年の実績と令和元年度査定を根拠にしている様です。雑に纏めると、令和元年では運賃改定前は、収入は14,508,678(千円)、人件費を含めた支出小計が15,265,587(千円)で 96.9%になるので、適正利潤の3.1%(485,866千円)を加えると運送原価(計)は15,751,453(千円)で100%になります。

 ∴利潤込収支差=15,751,453(千円)-14,508,678(千円)=1,242,775(千円)になります。よって14,508,678(千円)÷運送収の13,987,830(千円)=利潤込収支率をの8.88%”(1,242,775(千円))の増収率が必要になります。その金額は上記の1,242,775(千円)になります。
 
因みにこの表には29年分実績が記載されていますが、収入は14,466,981(千円)、原価小計は14,387,011(千円)になっているので、辛うじて適正利潤を含めなえれば黒字ですが、令和元年有定は・・・赤字です。草

 救いは、運転者人件費が59.5%から61%微増している事位では・・・

 運賃改定後は収入が14,508,678(千円)から15,751,453(千円)に増収しています。

 さて、改定後の数値はどの様になるかが楽しみです。草。でも、あまり期待はしていませんけどネ。苦草

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