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空の移動革命に向けた官民協議会and空飛ぶ自動車

 今回は「空の移動革命に向けた官民協議会and空飛ぶ自動車」を書こうと思います。

 この協議会は、経済産業省と、国土交通省が合同で、日本における“空飛ぶクルマ”の実現に向けて、官民の関係者が一堂に会する協議会の事です。その第1回会合を平成30年8月29日に開催した様です。

 世界では、ベンチャー企業から大企業までの企業が、人を乗せて移動できる「空飛ぶクルマ」の研究開発や実証事業を実施しています。

 日本でも、“都市の渋滞を避けた通勤、通学や通園”、“離島や山間部での新しい移動手段”、“災害時の救急搬送や迅速な物資輸送”などの構想を描いて、「空飛ぶクルマ」の研究開発を始めています。その為、日本では機体の制御技術を検証する為、NECの無人実証機と制御技術のCARTIVATORの「空飛ぶ車」の実現を支援しているそうです。

 空飛ぶ車の実現は、日本における新しいサービスとなるので、「民」の将来構想や技術開発の見通しを基に、「官」が、民間の取組みを適時、適切に支援し、社会のルール作りなどを整合的に進めていくことが重要としています。

 幕張メッセで開催された、「CEATEC 2019」では、「NEC」が、その「空飛ぶクルマ」を公開していました。構造は、ドローンに見られる複数のプロペラで動く「マルチコプター」とほぼ同じ仕組みです。すでに8月に屋内での運用試験を終えているそうです。

 担当者は、現行法では公道では無論、屋外で動かすのにも法的な手続きが必要なので、屋外での運用はまだまだ先の様になると述べており、自分が気になった事は、「道路交通法の効力が及ぶ“車両として動かす計画はなく”、「航空機」して航空法の範囲内で運用するものでもありません。高度120メートル以下の航空法の影響下ではない高さでの運用を考えています」と言っている事です。

 要は、「車じゃないじネ、軽行機ジャン」・・・デス。

 仮に空飛ぶ自動車を軽飛行機と捉えると、既にドイツのLiliumが世界初の垂直離着陸が可能な、5人乗り電動航空機「Lilium Jet」を開発し、飛行テストの第1段階を完了した様で、時速100キロを超えるスピードでの飛行に成功した様です。しかもこの「Lilium Jet」は「電動航空機」なので今流行の有害廃棄物を排出しない「エミッションフリー」の機体です。電動航空機の「Lilium Jet」は、1回の充電で1時間に300キロの航続距離を可能な様です。

 空飛ぶタクシーの開発を進める企業は多いと思いますが、殆どは、回転翼を複数配置した、いわゆるドローンタイプになりますが、Lilium Jetはウィングを擁しそのウィングに36個の電動ジェット・エンジンを搭載している様です。

 沖縄に配備されている、垂直離着陸機のオスプレーと同じ原理だと思います。動画を見ると垂直離陸~水平移動まで非常にスムーズです。Liliumの5人乗り電動航空機「Lilium Jet」は、“空飛ぶタクシー”事業の為の機体の様です。

 日本の「空飛ぶ自動車」も「Lilium Jet」も公道を走る様に設計されていないので、日本のNECが開発している物を「空飛ぶ車」と表現するのは如何なものかと・・・草。

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