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事前確定運賃係数が決定

 今回は「事前確定運賃係数が決定」を書こうと思います。

 前にも書か着ましたが、「乗客の降車するまで料金が分からない事が不安」な事がタクシーの問題点として、タクシー運賃が乗車前にアプリで把握できる「事前確定運賃」が始まる様です。

 前にも書きましたが、料金の計算方法は、「配車アプリなどで算出した料金×係数」で求めるそうです。何故係数を用いるかというと、タクシー料金は、距離メーター料金+時間メーター料金で算出されます。

 アプリで目的地の距離までは大まかに算出出来ますが、時間メーター料金までは無理な様な気がします。要は、走行速度×距離だけだは計算でき無い事になります。換言すれば、渋滞や信号待ちが有るので、そう簡単に乗車料金は計算出来ない事になります。

 私見ですが、前にも書いた様に、料金と走行距離から計算すると、走行スピードは大凡17㎞前後、料金メーター価格は乗車料金の17%~20%位だった様な気がします。

 なので、アプリの距離だけでは乗車料金が推定だきない事になってしまいます。そこで登場するのが「係数」です。言い換えると「時間係数」になるのでしょうか?

 国交省は、算出の基礎になる曜日、時間帯ごとの「統一係数」を決定し、北海道、関東、北陸信越、中部、近畿の5運輸局に一斉に公示しました。

 係数は、道路の渋滞状況や深夜早朝割り増し考慮され、曜日・1時間ごとに168通り設けられている様です。

 東京特別区では午後10時台~午前4時台が1.3~1.41と比較的高く、割増時間が終わり、道路が空いてい午前5時~午前7時台は1.13~1.20と下がっています。又、金曜日が他の曜日に比べて高めになっている様です。又、1年度に見直す様です。

 事前に運賃を確定するタクシー配車アプリはみんなのタクシーの「S RIDE.」、JapanTaxiの「JapanTaxi」、DeNAの「MOV」の様です。

 乗務員の自分としては、係数は国が決めた事なのでとやかく言いませんが、大きな問題はアプリの経路計算=距離の精度の問題だと感じます。

東京特別区の通勤時間午前7時~午前9時迄は日曜日の1.15~土曜日の1.22までと、曜日及び時間帯で変わります。

実正実験では、3000円以上の長距離ルートが対象でしたので、事前確定料金も実証実験の長距離ルートが踏襲されると思いますが、どうなんでしょう?

DiDiモビリティジャパンも、事前確定運賃について9月の会見で準備中としていて、近日中に対応するとみられる様です。

国交省はアプリの距離に関して、アプりに全幅の信頼を寄せているのでこの制度を採用した様に思いますが、ことモブに関しては、使用している乗務員の立場から言わせてもらえば、モブのナビ機能はガバガバなので、心配です。モブに限らずアプリの精度により、ルートも違う様に、「JapanTaxiの時は3,000円だったけど他のアプリでは高かった」という事は充分に考えれます。客は事前確定料金なので乗客に心配は無いのでしょうが、抑々、事前確定料金は、同じ距離でもアプリによって距離料金は変わります。その為、係数が同じでもアプリによって料金は変わってきます。

決してどのアプリを使っても「定額」にはならない事を忘れない下さい。

「事前確定料金」は係数が同じでだとしても、アプリごとに料金は異なります。

要は、「事前確定料金」はアプリが違えば料金も違う・・・デス。

料金はひとまず脇に置いておいて、乗客の料金の不安を無くすのが「事前確定料金制」だという事は、穿った見方だと思いますが・・・。

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