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2018年のタクシーの利用頻度と営収

 今回は「年間のタクシーの利用頻度と営収」を書こうと思います。

 マイボイスコムと言う伊藤忠系シンクタンクから生まれたリサーチ会社の行った『タクシーの利用』に関するインターネット調査(2018年6月1日~5日に実施)で10,570件の回答を集めました。

 その結果、直近1年間のタクシー利用頻度は5割弱です。内容は男性や60代、70代の利用率が若干高かった様です。利用頻度は、「年に1~2回」が22.5%、「年に3~4回」が10.2%です。又、半数の52.5%は直近1年の間乗車していない様です。

 利用頻度割合を書くと、年に1~2回が22.5%、年に3~4回が10.2%、2ヵ月に1回程度が5.2%、月に1回程度が5.3%、月に2~3回程度が3.1%、週1回以上が1.2%の様です。ある程度予想していましたが1年簡にタクシーに乗車しない人が半数以上いるとは驚きです。

 年間全くタクシーを利用しない人が半数以上いるのにどこが「タクシーは公共交通機関である」と言えるのでしょうか?換言すれば「全く使っていない」と年間1~2回の利用頻度で75%を占める交通機関が「公共交通機関」と呼べるのか・・・デス。

 仕事での利用を除いた利用額は、直近1年間タクシー利用者の1回あたり「~2000円未満」が48.2%でボリュームゾーンになっていて、1000円未満はあわせて30%強、5,000円以上は20%の様です。800円未満が8.7%、1,000円未満が22.4%となっているので、1回の乗車料金が1,000円未満の人は上記の様に31.1%と30%強となります。

 ここ迄を纏めると、直近1年間のタクシー利用者は5割弱。そのうちスマートフォンのタクシー配車アプリ利用者は3.5%になった様です。

 利用方法は、タクシー乗り場からが59.5%、流しのタクシーを捕まえるが43.5%、電話で呼ぶが37.6%、上記記載の様に配車アプリを利用するが3.5%の様です。

 回答者のコメントは、予想通り「公共交通機関と比べると料金が高い」、「愛想の悪いドライバー」、「運転手によって料金が違う」、「目的地に着き料金を払う寸前にメーターがあがることがある」、「至近距離だと運転手によっては嫌な顔をされる」、「一番い安いルートを通ってくれてるのか」、「都道府県で価格が違う、信号待ちでも料金が上がる」などです。

 重要視している点は、対応の良さ38.6%、安全運転36.6%、料金の安さ36.3%、目的地までの速さ31.6%が30%以上の項目です。因みに電子マネーを含んだ現金以外の支払い手段に対応は僅か11.1%で、配車アプリに対応はもっと少なく1.4%の様です。これを考えると現在の配車アプリ首位争奪戦は意味が無い様な気がします。

 これを見ると「直近1年間タクシーを利用していない人の割合が50%」を超えて、尚且つ利用料金も「1,000円未満が30%、ボリュームゾーンが2,000円未満で42%」では・・・タクシーで稼ぐことは難しいと思います。換言すると3回に1回は1000円未満です。800円以下は8.7%なので1,000円未満の3桁の人もソコソコいる計算になります。

 直近1年間のスマートフォンのタクシー配車アプリ利用者は直近1年間タクシー利用者の3.5%なので、配車アプリに対して過度の期待は禁物の様です。

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