SSブログ

大和自動運転の結果

今回は「大和自動運転の結果」を書こうと思います。

 前にタクシー東京4社の1つの大和自交が自動運転の実証実験を行う様だと書いた事があったと思います。

 その実証実験の結果が出ました。実験は5月22日~6月4日の2週間にかけて行われ、今回の実験のコースは大和自交の本社がある江東区から近くの猿江神社を廻って帰って来る片道600m、全体で1,200mのコースだった様です。・・・一寸距離が身近い様に感じるのは自分だけでしょうか。1マイルも無いコースです。

 「交差点も自動で曲がった」としていますが、「交差点を曲がった」事など殊更書くべき段階の技術何でしょうか?

 例によって非常時に備え助手席に乗務員が座った様ですが、特にトラブルは無かった様です。

 試乗者は359人のうち298人がアンケートに答えた様です。因みに回答者数は83%です。

 回答は「貴重な体験ができて良かった」、「未来への意義のある実験」などの好意的意見が多かった様です。又、実験中は沿道にスタッフを配置するなど安全面に配慮した事への評価が多かったそうです。

 反面、「駐車車両への追い越し、先行車への追従などの機能を追加し実験の高度化・発展を図ってほしい」、換言すれが「もう少し実際の交通事情にマッチした実験を」、又、「もう少し長い距離とスピードで体験したい」などの意見も出たそうです。

 この実験の車両が出したスピードは20Kmなので、「物足り無い感」は有って合って当然だと思います。もう少し時速を上げてほしっかたと感じます。

 又、要望に「駐車車両への追い越し」が有るという事は、実験期間中のコースには駐車車両が無かった事になりますが、実際の道路では考えられず、これではサーキットを時速20Kmで1,600m走った事と変わりが無く、公道を使用していますが、公道実験と果たして言えるのでしょうか?

 自動運転に期待する事としては、約7割の人が「高齢者の移動支援」、「過疎地での公共交通機関の代替え」と答え、残念ながらタクシーに期待する人は残りの3割に入っているか、タクシーには期待しないではないでしょうか。タクシー事業者の実験なのになんとも皮肉な結果になった様です。

 自動運転技術の信頼性に関しては、「信頼できる」、「どちらでもない」共に4割、「信頼できない」が2割だった様です。

「一般車に比べて急動作が多いか」に関しては。「自動運転の方が多い」、「変わらない」、「急のつく動作を感じなっかた」がそれぞれ3割を占めました。換言すれば9割の人が急動作を感じなかった事になります。当然です。沿道にスタッフ配置しているのですから。

 これは、時速20Kmで駐車車両も無いコースを走った事が原因ではないでしょうか?
又「自転車にどこまで反応・対応できるか不安」と言った声も聞こえる様なので、「甘やかされたコースでの自動運転実験」だった様に感じます。

 実験の第2弾は9月中旬に行われるそうですが、次回はもう少し実験の高度化をして欲しい物です。




nice!(2)  コメント(0) 
共通テーマ:求人・転職

nice! 2

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

Facebook コメント