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複数のアプリを導入するタクシー会社

 今回は「複数のアプリを導入するタクシー会社」を書こうと思います。

 前に「複数の会社へ配車依頼し、1番早く到着した車に乗車して他はキャンセルするのを止めてもらいたい」と業界が言っている事を書いた記憶が有りますが・・・

 では、タクシー事業者は如何なのでしょう?1社1アプリのみで営業を行っているのでしょうか?乗客は何らかの利便性を求め高い迎車料金を払って乗車するのですから、複数の配車アプリをインストールして、同時に複数のアプリで配車依頼をして1番最初に来た車に乗車する事は、事の是非は別としてもごく普通に考えられる事だと思います。

 タクシー事業者もキャンセルを多発させる人はBANすればよいだけの様に思います。

 一方タクシー事業者の方は、配車アプリの契約獲得競争が激化しています。JTXが圧倒的なシェアを誇る一方、後発のDiDi、モブ、S RIDE、ウーバーなどが提供エリアを広げています。

 JPXは全国47都道府県をカバーし904社約7万台のタクシーを呼べます。法人・個人タクシー総数の22万台の1/3を占めいている様です。各地の大手グループや協会長クラスの事業者が軒並み加盟している様です。東京では東京4社の帝都や東京無線などが提携し、約12,000台のタクシーを呼ぶ事が出来ます。東京のタクシーの1/3になります。

 モブは神奈川県全域で5,500台、東京では4,000台程度の様です。先月大阪、京都で試験運行を行っていますが、社名・台数は公表していません。

 最後発のS RIDEは4月に㎞、大和、寿交通が5,600台規模で先行開始し、チェッカーが今秋、グリーンキャブが来年1月に加わります。でんでんむし系の東京個人も導入を準備している様です。又、S RIDEは政令指定都市を中心に全国展開を構想している様です。

 DiDiは現在、東京、京都、神戸で展開し、大阪では第一を始め47社2,300台以上、京都では11社、東京では38社と提携しています。

 ウーバーは徐々にエリアを拡大して現在では全国で2,000台程度が対応出来る様です。

 前記した通り、個人と同じ様に複数の配車アプリを導入している会社も有ります。DiDi、モブ、ウーバーの3種を導入するのは第一交通です。又、JTXを併用するケースも有ります。ウーバーに加盟するフジタタクシー、大阪の未來都、モブの国際興業大阪、東京の荏原交通、DiDiに加盟した京都の加茂タクシーです。

 前記した様に事の良し悪しは別として、乗車する客の要望が「早く来るタクシー」を求めているのなら、換言すれば乗車する人が多くの配車アプリをインストールしているのなら、自社もその選択肢の1つになる様に複数の配車アプリ事業者と提携する事は、顧客獲得の選択肢の1つになります。

 何だかんだと言っても、配車アプリは業界のパイを大きくするツールではなく、客を獲得する“単なる飛び道具”にしかならない様な気がするのですが?・・・どうでしょう。

 JTX、モブ、DiDiS 、RIDE・・・どの配車アプリも何ら変わった所は無く、うんざりデス。草

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