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「今の運転手はどうなの?」

 今回は「今の運転手はどうなの?」について書こうと思います。私がこの業界に入った時は未だ消費税が3%の時です。その頃と現在の運転手の「質」はあまり変わってない様な気がします。

 私の知っている限りでは俗に「雲助」と呼ばれる様な運転手はいません。(大辞林に乗っている様な意味での)

 しかし客に対しての態度が悪い事を「雲助」と呼ぶなら・・・結構います、実際に・・
誰でも右も左も分からないで状態で業界に飛び込めば、初心者で色が付いてない真っ白な状態で乗務します。それが何故黒くなっていくのでしょうか?

 私は黒くなってないと思っていますが、真っ白ではないと思います。(しいて言えば白よりのグレー・・・?)

 このブログを書くに当たって色々と考えてみました。これから業界に入ろうと思っている人がなるべく黒く染まらない様に(染まっても良いという人は別ですが)参考になればと思います。

 はっきり言って白でも黒でもグレーでも営収にはあまり関係が無いと思います。但し黒に近づくほど会社へのクレームの電話は増えます。マジ鬱陶しいです。実際私が勤務している会社ではクレームが入る乗務員はほぼ決まっています。

 余談ですが会社にクレームが入り、所長と2人で関西まで手土産を持って謝りに行った乗務員もいます(大笑)

 タクシー会社では出庫前に点呼が有りその日の注意事項等が伝えられます。例えば前日事故が有ったとか、クレームが有ったとか色々で、時間にして2〜3分です。会社は事故やクレームについて氏名は公表しないのですが運転手間ではバレバレです。
「又彼奴か事故ったか〜」、「又彼奴にクレームか〜」と分かってしまいます。何故バレバレになるかはほかの日に書こうと思います。
 
 話が逸れましたが「今の運転手はどうなの?」の回答は・・・客目線で見るのか、乗務員目線で見るかによって大分違うと思います。私は乗務員なのでその目線で見るとバブル期よりは大分改善されていると思います。そう考える理由は国交省、タクシーセンターの指導が非常に厳しくなった事が原因だと思います。「バブルが弾けて暇になったから乗務員が改心して改善された」なんて事はけっして無いと思います。今の乗務員はバブル期を経験していない乗務員が大半ですから。やはり国交省とタクシーセンターの指導の賜物だと思います。乗務員目線で見ると「今の運転手はどうなの?」の回答は、昔より大分改善されたが回答だと思います。

 それでは客目線で見るとどうでしょう?
それ程変わってないでしょう・・・残念ながら悪いままで変わって無いというのが回答ではないでしょうか。

私が思うには客が運転手を「雲助」までとは言いませんが、「駕籠かき」くらいのイメージで見ている様な気がします。言い換えればヒエラルキーの底辺当たりの職業だと感じているのでは?と思っています。根拠は無いのですが、乗務していて感じる私のイメージと客に言わる言葉、語調、などからの感じです。

 実際は客の命を預かり目的地まで輸送する(時には高速道路を使って)という非常にリスキーな職業なのですが・・・でもヒエラルキー的には底辺の職種と思われていると感じているのは私だけでしょうか・・・(被害妄想?)

 乗ったタクシーの乗務員をどう見ているかなんて考えないと思いますが、そこそこ経験を積むと、この客は乗務員をどの様に見ているのかと考えさせられる様になります。

 次回は「タクシー乗務員はヒエラルキーの底辺の職業?」を書こうと思っています。

 

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