今回は「東京都の武漢ウィルスの新たなモニタリング項目」を書こうと思います。
 
 東京都が武漢ウィルスの感染拡大の第2波に備えて見直しを進めてきた新たなモニタリング項目は合わせて7つあります。

 このうち、「感染状況」のモニタリング項目は3つあり、①新たな感染者数、②東京消防庁の電話相談窓口「#7119」に寄せられた発熱などの相談件数、③新たな感染者のうち、感染経路が分からない人の数と増加比率で、いずれも1週間の平均で算出します。

 残りの4つはの「医療体制」のモニタリング項目は、④PCR検査と抗原検査の陽性率、⑤救急医療の「東京ルール」の適用件数、⑥入院患者の数、⑦重症患者の数の4つです。この内、陽性率と、「東京ルール」の適用件数は1週間の平均で算出します

 ⑤の「東京ルール」は、は救急隊による医療機関への受入要請、選定開始から20分以上経過しても搬送先が決定しない事案件数の様です。要は、複数の医療機関に救急患者の受け入れを要請したものの搬送先が見つからなかったり、搬送先を決めるのに時間がかかったりした件数の1週間の平均値になる様です。

 気になるのは、③の「感染経路が分からない人の数と増加比率」、④の「PCR検査と抗原検査の陽性率」、⑦の「重症患者の数」位では無いでしょうか?

 7月31日の新規患者に関する報告件数は463人で過去最高だった様です。


③の「感染経路が分からない人の数と増加比率」は170.0 人で増加比は1週間前の接触歴等不明者数(移動平均値)との比較で117.9 %だった様です。

 
 気になる④のPCR検査と抗原検査の陽性率は、検査人数が前日より92.3人増えて3,493.3 人で陽性率は・・・6.5%だった様です。




 陽性率:陽性判明数(PCR・抗原)の移動平均/検査人数(=陽性判明数(PCR・抗原)+陰性判明数(PCR・抗原))の移動平均で計算され、オレンジの折れ線は、集団感染発生や曜日による数値のばらつきにより、日々の結果が変動するため、こうしたばらつきを平準化し全体の傾向を見る趣旨から、過去7日間の移動平均値をもとに算出した物になっている様です。

 それにしても、陽性率6.5%ですか。以前東京都が行った検査では陽性率1%という記事を見ました。草。又、慶應義塾大学病院が行った4月13日から19日までの間に武漢ウィルス感染症以外の病気で入院する予定の患者67人にPCR検査をしたところ5.97パーセントにあたる4人が陽性だった」とホームページで発表した事を書いた記憶が有ります。

 未だ未だ陽性率は上がる様な・・・