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タクシーとアマゾンフレックスの兼業の損得

 今回は「タクシーとアマゾンフレックスの兼業の損得」を書こうと思います。

 タクシーの勤務体系は凡そ、11勤、12勤、13勤、及びアルバイト扱いの7~8勤に分けられると思います。営収が1日平均45,000円として計算してみます。11勤では495,000円、12勤では540,000円、13勤では585,000円、アルバイトでは315,000円~360,000円になります。

 歩率を55%で起算すると給料はそれぞれ、272,250円、297,000円、321,750円、173,250円~198,000円になります。

 11勤では計算上、明け番と公休を合わせて30日ー22日=8日間有ります。アマゾンフレックスは時給単価約2,000円前後で、配送時間のオファーは最低2時間から有りますが8時間のオファーを受けたと仮定します。配達料金は現在2時間あたり3,750円(税込)の様なので、8時万仕事をすると、8時間÷2×3,750円=15,000円になります。

 明け番の時の8時間はきついので半分の4時間のオファーを受けると、収入は半分の7,500円になります。

 11勤の場合翌日は明け番になるので4時間の稼働になります。なので4日間を8時間の稼働、4日が4時間の稼働になる計算です。

 収入は、(15,000円×4日間+7,500円×4日)÷1.08=97,200円が税抜きの総収入になります。そこからガソリン代、保険料、高速代、自動車の整備費用は物軽自動車運送業と同じく自己負担です。ガソリン代は走行距離になります。走行距離よってガソリン代は異なりますが、燃費を10㎞/ℓと仮定して平均1日100㎞走るとガソリン代は1,000円×19日=19,000円、自動車の整備費用は1ヵ月20,000円を積み立てると仮定すると、合計4万円になります。

 よって。実収入は97,200-40,000≒60,000円になります。

 タクシーの11勤の収入と合わせると。272,500円+60,000円=332,500円になります。

 但し年末調整が必要になるになるので・・・税金のかかるので総収入はもっと低いと思います。

 仮に13勤で1日の営収が6万円有るとすると、給料は約400,000円です。又、営業車をローンで購入するとその費用が必要なので。実際の手取りはもっと少なくなります。

 数字上はタクシーと合わせると40万位になりますが、1:休めない、2:年末調整があるので税金が増える、3:車両を新たに購入すると利益は更に減少する。3:アマゾンは予告なしで仕様変更が有る。

 7~8勤のアルバイトは、面倒臭いので計算していません。このブログはタクシー乗務員の自分が書いている物ですが、タクシーとフレックスの兼業は厳しい様に感じます。

 しかし「アマゾンフレックス」は軽貨物を行っている人若しくは隙間時間に仕事をしたい人にとっては、好い選択肢の一つだと思います。中古で安い軽車両を購入して黒ナンバーに変更すれば、結構稼げるカモ?・・・デス。

 アマゾンフレックスは「ホワイト企業」の様です。再配達もないし、配送ルートはアプリにお任せで、荷物に番号が振ってあるので、ルートの逆順で荷物を積めば最初の荷物が一番手前に来ます。・・・アマゾンフレックス・・良いかも?日本人では出来ない発想です。あっわよくば、一般の車でもアメリカの様にできる事になれば・・・ウーバーの様に先ず無理だと思いますが・・・草

 タクシーも宅配も深刻な人手不足には変わりは有りません。人出不足の解消を遮っているのは、旅客自動車運送事業運輸規則や貨物自動車運送事業法の法の壁です。

 今こそ人出不足を解消する為、規制緩和を推進する時期だと思うのは自分だけでしょうか?草
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