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Pay As You Wish

 今回は「Pay As You Wish」を書こうと思います。

 クルーの事を書いた時に、「自分で料金を決める旅館」や「ラーメン店」が有ると書きました。英語で表記すると上記の「Pay As You Wish」になるのか?と思います。

 古い話なのですが「値段の無いラーメン屋」という物が2012年ころ在り、食べたあとに自分の払いたい金額だけを払うという期間限定のものだった様ですが、2週間で訪れた客の総数は2074人で、平均の価格は545円だった様です。

 この話には落ちが有り、このラーメン屋、実は日清の新商品のためのプロモーションだった様で、提供されていたのは「ラ王醤油味」だった様です。草

 海外に目を向けると、ロンドンでは高級レスストランのジャスト・アラウンド・ザ・コーナーは、2112年の時点で、Pay As You Wish方式で営業を始めてから22年目になるそうです。「完全予約制」であることや、スタッフのサービスが本当に素晴らしく、食事も高級なものだった様で同等の食事に通常支払う額よりも10~20%程度多く支払うとさえ言われているそうです。

 「酒のカクヤス」という全国展開している酒店をご存じの方多いと思います。同社の「売り」は東京23区、神奈川、埼玉、大阪の一部では「ビール1本から店舗エリア内では送料が無料」になっている様です。

 カクヤスは1921年に創業した「カクヤス酒店」が、1982年に株式会社化した会社です。
3代目社長が2000年から、安売り競争から宅配へと戦略を転換し、成長し、資本金1億円、2017年3月期の売上高は1,109憶円だった様です。

 宅配へと戦力を変更し、「ビール1本から送料無料」としたのは、利用する側がビール1本だけ欲しくても買いに行くのが面倒、でも1本だけ持ってきてもらうのは悪い、じゃあケースで買おうか?又は他の商品も買うか!となる事を見越した戦略の様な気がします。

 実際、ビール1本のみの宅配が続けば、年商1,000憶円は行かないと思います。悪い言い方をすると、言葉は異なるかもしれませんが、日本人の「性善説」を信じた結果だと思います。

 料金を自分で決める事が出来る旅館も有ります。愛知県の三河 湯谷温泉の “価値観の宿“「はづ」です。 「はづ別館」は創業 60 年を迎えますが、その半分の年数は、宿泊料金は定めず、翌朝に宿泊客 に料金を決めるというユニークで画期的な方法を取っている様です。

 「適正な料金は宿の提供者側でなく、消費される側で宿泊客の価値観を重視してこそ、適正な 料金体系であるともいえると思います。いわば、付加価値を伴わなければ、いい値、さし値とな ってしまうという現状でもある訳です。」とホームページに掲載されています。

 “カクヤス“や“はづ“意味しているは若干異なりますが、日本人の「性善説」の裏付けを信じて行っている様に感じます。

 問題のクルーの謝礼に関してあなたは・・・Pay As You Wish

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