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サンフランシスコのランプタクシー

 今回は「サンフランシスコのランプタクシー」を書こうと思います。

 現在、アメリカのサンフランシスコでは、「ランプタクシー」と言うるユニバーサルなタクシーの 8%導入が義務 づけられていて、ST サービスの輸送を担っています。STサービスとは、身体の不自由な人でも行きたいところまでドアツードアで行けることを目的とした、「福祉交通サービス」の事の様です。

 使用する車両は、クライスラー社のFF車ミニバンをベースとした低床ノンステップなタクシー車両です。

 サンフランシスコにおけるランプタクシーの運行開始は1994年で、MUNIが電話で呼び出す方式のパラトランジットサービスとして試験的に導入したのが始まりである。

 MUNIとはサンフランシスコ市内を走る公共交通機関の総称で、地下鉄、バス、タクシー、ケーブルカーなどを管轄しています。

 ランプタクシーの仕仕様はMUNIとサンフランシスコの「パラトランジット調整評議会(PCC)」が作成したもので、パラトランジット調整評議会とは、1978 年に設置された。障害者や高齢者である「一般市民やMUNI の委託を受けた サービス提供業者」、「社会福祉団体の代表者」及び「関係行政機関」から構成され、パラトラ ンジットサービスの提供のあり方についての助言やサービスの質の監視を行うことを任務としている団体です。

 この「パラ」という言葉は、パラリンピックで使われ、下半身不随(paraplegics)から来ている説や、ギリシャ語の前置詞で、「並んで立つ」という意味があるそうです。WIKI先生によると、英語のパラレル(平行)の語源)+オリンピック(Olympic Games)」とし、「もう一つのオリンピック」として解釈することとしたそうです。

 話が逸れましたが、「ランプタクシー」は、トヨタのジャパンタクシーと同じでサイドから車椅子を乗降する方式で、スロープの扱いはスライドドアの内側に折り畳み式スロープ板(ランプ)を取り出し、助手席横の前扉の内側に スライドして格納できる。要は、NV200の横バージョンです。なのでスロープの組み立ては無い様です。

 ニューヨークでは、ドアは 90 度まで開くことが可能で、乗降スロープはスライド式で簡単に引き出して設置することができるユニバ ーサルデザインタクシーの「スタンダードタクシー」が開発されている様です。

 サンフランシスコ、ニューヨーク、何れのタクシーも、トヨタに有る「車椅子問題」を解決しています。

・・・何故トヨタは出来ない?大芝生

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