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日銀の正体

 今回は「日銀の正体」を書こうと思います。

 決してブラック的な事では在りませんが、「日銀=日本銀行=英語表記では“ Bank of Japan”となっています。普通に読めば日本の銀行と読め、日銀=日本国の銀行と感じてしまうでしょう。

 しかし日銀は、日本銀行法に基づく財務省所管の認可法人で、位置づけは”日本の中央銀行“になります。その意味では日銀=日本の中央銀行は間違いでは有りません。

 日銀は株式を上場しています。上場先は当然「東証1部」だと思うでしょうが、豈図らんや上場先は・・・東証JASDAQです。草

 上場日は1983年11月1日で、代表者は無論、現日銀総裁の「黒田バズーカ」の黒田東彦に氏なり、資本金はたったの1億円です。前記した様に日銀は財務省所管の認可法人なので「株式会社」では有りません。その為、株式会社ではないので、本来は株数では表しません。日銀への投資は株主としてではなく、出資者扱いになります。そのため、株券ではなく“出資証券”として上場しています

 現在、株券は電子化されたので、現物として持つことはできませんが、日銀は株ではなく“出資証券“であるので、出資証券は電子化の対象外になるのでちゃんと現物が存在します。

 出資者が気になる処ですが、日本銀行の資本金は1億円と「日本銀行法」により定められています。日本銀行には役員としてのトップは「総裁」で、「黒田バズーカ」で名を馳せた黒田東彦氏は31代目総裁です。

 余談ですが、「株式会社横浜正金銀行」という銀行が1880年(明治13年)に開設されたました。これは国立銀行条例準拠の銀行で、。東京銀行(現在の三菱UFJ銀行)の前身とされています。本店は「横浜正金銀行」の名の通り「横浜市中区」に本店を置きました。現在の「神奈川県立歴史博物館」・・・です。

 話が飛びますが、アメリカには中央銀行が有りません。アメリカのワシントンD.C、にアメリカ合衆国の中央銀行制度の有傘下に「連邦準備制度理事会」、通称「FRB」が有ります。連邦準備制度理事会は政府機関ですが、主要地域に有る各連邦準備銀行は株式を発行する法人です。

 日銀は日本銀行法では、「日本銀行の資本金のうち政府からの出資の額は、五千五百万円を下回ってはならない。」とされているので、資本金は55%以上になりますが、アメリカでは、合衆国政府は連邦準備銀行の株式を所有しておらず、各連邦準備銀行によって管轄される個別金融機関が出資(=株式の所有)義務を負っています。なのでアメリカの主要地域にある各連邦準備銀行は株式を発行する法人です。

 よく報道で、「FRB」が開く連邦公開市場委員会(FOMC)が有り、アメリカの金融政策やFFレートの金利誘導目標を決定しています。

 日銀のバランスシートの単位は1億円なので、兆単位の数字がBSには並んでいますが、その中に燦然と「1」という数字が並んでします。・・・資本金です。草

 「日銀」も「FRB」も法人です。特に「日銀」の」資本金1億円、上場先が「東証JASDAQ」とは・・・変なの。 草

 全くタクシーとは関係が無い話でした。草

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