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堀江貴文氏と浅田真央氏の運転手叩き

 今回は「堀江貴文氏と浅田真央氏の運転手叩き」を書こうと思います。

 以前、堀江貴文氏がツイッターを更新し、タクシー運転手に対する持論を述べ物議を醸している事を書きました。それは乗務員が「ルート確認」を行う事を、「お前らの保険テンプレート」とし、「クソうざい。グーグルマップでええやろボケ」とツイートしました。

 事の発端は、堀江氏が手を挙げて乗車を求めた瞬間にタクシーの表示が「空車」から「回送」になった旨を主張した事に端を発します。堀江の言う「乗車拒否は」問題ですが、「回送」、「空車」などの表示は乗務員が手動で制御する部分であり、切り替え忘れることも多い行為です。

 自分にも経験が有りますが、帰庫時間が迫っているなかで手を挙げている乗客に遭遇し、そこで初めて表示の切り替えを忘れていることに気付いた事も有ります。

 堀江氏は「明らかに俺の手を見て」たなどとしていますが、偶々タイミングが重なった可能性だって十分あり得るのではないでしょうか?目の前で回送表示に切り替わる事など、よくあることです。それを怒り狂っ多様に、公の場にさらし上げて攻撃する様な事はどうなんでしょう?

 堀江氏がSNSでタクシー運転手の批判をするのはこれが初めてのことではない様で、過去に2~3回タクシーの写真付きでツイートしていた様です。

 そもそも乗車拒否とは、「停車もしくは徐行して運送の申し込みを受けてから正当な理由なく拒絶すること」になるのが一般的な解釈です。ただ単に、止まらずに通り過ぎたケースは直ちに「乗車拒否」、「違法」と言えるもでは無い様な気がします。

 又、第2通行帯を走っている時手を挙げられても、車線変更禁止区間で有れば、車線を変更しなければならないので、必然的に乗車の申し込みは受けられず、通り過ぎる事になります。堀江氏は「クソタクシー」などという悪罵まで連発している様なので、相当タクシー運転手叩きをしたいのでしょうか?

 フィギュアスケートの浅田真央氏もタクシー運転手批判をしていた様です。浅田真央氏は品川から渋谷のNHK放送センターに移動する際、タクシーを使ったそうですが、余裕をもって30分前に出たのにも関わらず、45分かかってしまったことで遅刻したそうです。

浅田真央氏は、タクシー運転手がわざと遠回りしていたことに気づいたとして、「タクシーの運転手さん、遠回りするのは本当に良くないと思います」「本当に許せなかったです」と語っていた様です。

浅田真央のこの騒動がいつのことなのか分かりませんが、月末や五十日、夕方以降の時間帯などであれば交通量はさらに増え、横浜でさえ渋滞で通常の倍以上時間がかかることも決して珍しい事ではないので、増してや、品川・渋谷間など都心では珍しくないでしょう。

試しにグーグルマップで品川~渋谷のルート検索をすると、6.3㎞で20分と表示されます。浅田真央氏が言う様に「余裕を持って30分前に出た」には無理が有る様です。

昨今のタクシー業界では「意図的な遠回り」との批判を避けるため、乗車した時点で客に「ルート確認」をとることが一般的になっています。

前に書いた様に浅田真央氏の様なトラブルを未然に防ぐ為の「ルート確認」は行われます。浅田氏のケースではルート確認を行っていなかったとすれば乗務員に非は有りますが、ルート確認を行っていれば、単なる言い掛かりになってしまいます。が、浅田氏の一方的な発言の為、乗務員に反論の機会さえ与えられません。

又、浅田氏の様なトラブルを避ける為の「ルート確認」を「お前らの保険テンプレート」として切って捨て、SNSで一方的に叩いている堀江氏とTVでタクシーを叩く浅田氏。

自分には唯の「弱い者いじめ」にしか思えません。


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