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何処のタクシー会社を選ぶべきか

今回は「何処のタクシー会社を選ぶべきか」を書こうと思います。

 最初の頃に、タクシーの募集広告の事を書いた記憶が有るのですが、当時より、タクシー乗務員の数は微小している様です。それに伴い大手4社は新卒者の採用に力を注いでいる様です。

 ネットでタクシー乗務員になる事を考えて、どれぞれの会社のホームページを見て考えを巡らせている人が殆どだと思います。入社後の保証期間、福利厚生、歩合体系、入社祝い金、2種免許取得費用・・・考えを巡らさざるを得ない事は山の様に有ります。

 例えば、Kmでは年収平均が約494万円、都内の平均が410万円、と記載されています。歩率は50%、賞与臨時給として売上の約10%が3回支給されます。ま~普通の会社です。

 大手の日交を見てみます。勤務日数は11日~12日の乗数で、未経験者の収入は420万円が平均だそうです。おまけに入社3か月間の営収は40万円が保証されている様で、歩率は62%だそうです。おそらくB型賃金なので臨時給は無いと思います。

 計算してみました。3ヵ月間の保証給は3ヵ月×40万円/月=120万円になるので、平均の420万円から引くと、残り9ヵ月の給料は、(420万円-120万円)÷9≒33万円になります。歩率62%なので33万円÷62%≒537,000円が営収になります。

 換言すれば、日交の1年目の乗務員の月の営収は、月に約54万円という事になります。人により控除額は違いますが、社保、厚生年金、源泉、市県民税、組合費等は、大卒者で初任給が平均の21万円で約4万円です。なので21万円:4万円=33万円:Xより控除額は6万円になります。

よって大卒でタクシー乗務員になると、手取り額は、月27万円になります。大卒者の給料の平均は21万円位な様なので、月収で比べると若干?ですがタクシー乗務員の方が良い事になります。但し大卒の賞与は寸志程度ですが含んでいないので、年収は300万円に届かない程度だと思います。

 初年度こそタクシー乗務員の方が年収は良い様ですが、年齢を重ねるごとに差は縮小し、数年後には逆転すると思います。

 話が逸れてしまいましが、タクシーの会社選びのポイントは、歩率やそれに伴う給料は、何処の会社に入ってもそれ程変わらない様な気がします。決め手は、面接に行った時の「自分の勘に頼る」しか無いと思います。その為には数社の面接に行った方が良いと思います。そこで2種免許を取れば「縛り期間」があるので、職先選びに失敗しても縛り期間中は退職出来ません。ってか、タクシーなんか考えない方が良い様な気がします。要らぬお世話かも知れませんが、現任ドライバーからの忠告です。

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