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WEBタク本格運用開始

 今回は「WEBタク本格運用開始」を書こうと思います。

 前にWEBタクのサービスの事を書いた事が有りました。7月以降実験を行っていた様ですが、このサービスが1日に本格運用を開始しました。

 前に書いた様に参加事業者は、「大和自交」、「東京無線」、「チェカー」の各グループで、東京特別区・武三地区の無線車7,457台が対応する様です。

 会見に臨んだ事業者の社長は「スマホに使い慣れていない人も扱える。初期費用が安く、事業者側もビジネスとして役立つ」と言い、、又もう一人の社長は「先ず東京の3社で基盤を作り、全国への広がりを期待したい」、と会見で発言しています。

 WEBタク関係のIT企業が概略を説明しました。それによると、「アプリのインストールが不要で、会員登録なしでタクシーを呼ぶ機能に特化し、普通乗らない層が使い易い」と説明しました。

 WEBタクのキャッチコピーは、「呼びたいトコロへ呼ぶだけ!」で、インストール不要、会員登録なしでも利用可能なタクシー配車サービス。としています。

 インターネットの意識調査では、タクシーの利用が直近の1年で2回未満なのが70%のライト使用者が非常に多く、わざわざタクシーを呼ぶためにアプリを入れないそうです。

 会見では、「配車アプリはインストールや会員登録を求める事で、手軽に使えるヘビーユーザー向けと」としています。

 換言すれば、年間使用回数が2回未満の人が70%、アプリを入れている人がライトーユーザーと仮定すると、ヘビーユーザーの割合は30%しか有りません。

 この事で自分が気になる事が有ります。年に2回未満という事は2回は入りません。要は年1回しかタクシーを使用しない人の割合が70%です。

 事業者の説明では、年1回しかタクシーを使わないライトユーザーをターゲットにしている様です。しかし、何故タクシーを年1回位しか使用しない事には触れていません。この説明では気軽に会員登録をしない事で、ライトユーザーを呼び込むそうですが、本末転倒の様な気がします。

 もっとタクシーを使って貰う事を考えなければならないのでは無いでしょうか?

 我々タクシー乗務員は、もっとタクシーを利用しやすくするサービスなりITの活用を望んでいるのではないでしょうか?

 730円でも乗る人は乗るし、乗らない人は乗りません。根本的なところを見つめ改善して欲しいところです。

 WEBタクの成否は別にしても、ライトユーザーに目を付けたのは良い事だと感じます。

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