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猛暑だった8月の京浜交通圏の営収

 今回は「猛暑だった8月の京浜交通圏の営収」を書こうと思います。

 今年の夏の8月は暑かったです。軒並み各地で最高気温を記録した様です。猛暑が続く日本で23日、最高気温が摂氏41.1度という観測史上最高気温が記録されました。場所は、東京に近い埼玉県熊谷市で23日、最高気温が摂氏41.1度を記録しました。2013年に高知県四万十市で記録された41度を上回り、観測史上最高気温となったようです。それに伴い暑さによる死者は13人~最大45人にもなった様です。

 タクシーに乗務していると「暑いねー、暑いからタクシー使う人多いでしょ?」とよく聞かれました。それはそうですが、はっきり言って、雨の日も暑い日もタクしーは「傘替わり」に使う人が増える人が増えるだけで・・・ロングの様な甘い期待できません。

 昨日、京浜交通圏の8月の数字が公表されました。

 それによると、稼働率76.5%、実車率43%、日車営収税込44,002円、税別日車営収40,742円、総走行キロ223.5キロ、輸送回数29.8回、1回当たりの単価は税込み1,501円(税別1,390円)になりました。
実車キロは96.1キロです。
 
猛暑になる前の5月は、稼働率75.9%、実車率41.7%、日車営収税込40,514円、税別日車営収37,724円、総走行キロ214.1キロ、輸送回数27.4回、1回当たりの単価は税込み1,478円税別1,376円)になりました。実車キロは約89キロです。

 猛暑の8月の実車距離がは223.5Km×43%≒96Km、5月は214Km×41.7%≒89Kmになります。その差は7Kmになります。

 7Kmの料金を計算してみます。時間メーターの割合は前に計算した様に18%として計算します。初乗り410円で距離は1,052m、それ以降237mごとに80円が加算され、時間では90秒ごとに80円追加されます、延長距離は7,000m-1052m=5,948m÷237m≒26回メーターが上がる事になり、料金は、410円+(80円×26回)≒2,490円が距離メーター料金です。

 時間メーターの割合は距離メーターの約18%位なので、時間メーターの料金は
2,490円×18%≒450円となるので、距離メーター料金+時間メーター料金≒2,490円+450円≒3,000円という事になります。

 数字では8月の方が猛暑の影響で5月より営収が税別40,742円―37,724円=3,018円多かった様ですが、各月の数字を計算しても8月の方が実車キロが伸び、その為に営収は8月の方が良い結果となっています。

 乗車回数は、(8月)29.8回-(5月)27.4回=2.4回なので、8月の猛暑の時の方が2.4回多く乗車されています。

 3,000円÷2.4回=1250円/回になるので、やはり猛暑の影響で僅か2.4人ですがタクシーを利用する人が増えたために、8月の営収は5月より微増したと感じました。決して猛暑の為、ロングの利用が増えたわけでは無く、「傘替わり」に使った人が多かった・・・だけです。

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