SSブログ

「UDタクシーに乗車拒否された」と、「保育園落ちた、日本死ね」

 今回は「UDタクシーに乗車拒否された」と、「保育園落ちた、日本死ね」を書こうと思います。

 約2年前に「保育園落ちた、日本死ね」と、過激に書いて騒ぎになったツイッターを覚えている方も多いと思います。全文を読みましたが、内容は文頭から怒りモードで、「何なんだよ日本。一億総活躍社会じゃねーのかよ。昨日見事に保育園落ちたわ。どうすんだよ私活躍出来ねーじゃねーか。・・・」と保育園に落ちた事への不満が満載です。文中激しい言葉で日本政府をののしっていて、最後は「まじいい加減にしろ日本。」でしめてます。

 子供が保育園に落ちた→母親が活躍できない→オリンピックは無駄使い→金があれば子供産むってやつがゴマンといるんだから取り敢えず金出すか子供にかかる費用全てを無償にしろよ。→不倫したり賄賂受け取ったりウチワ作ってるやつ見繕って国会議員を半分位クビにすりゃ財源作れるだろ。→「マジいい加減にしろ日本」でしめています。政府が無駄使いを止めれば、保育園を作れる事ができ、子供も入園出来て自分も社会で活躍出来る・・・らしいです。

 保育園に入園できなかった事への不満を日本政府にぶつけています。SNSで瞬く間に拡散して、NHKまでこの事件を取り上げる事になったのはご記憶に有ると思います。これは国民が政府に不満をぶつけた格好になります。

 一方のジャパンタクシーの車椅子乗車拒否問題は、内容の全文は、「 拡散希望 シェアして たった今、タクシーに乗車拒否されました! 【電動車椅子は乗せないって 会社で決まった】 と言ってた!本当だったら大問題ぢゃん!何のためのこの形のタクシーなんだよ!!! しかも、 私のは手動車椅子みたいに折りたためる車椅子 の簡易電動車椅子であり、私は歩けるから車椅子だけ後ろに乗せて欲しいと言ったら、 「いやー 電動 重いので、腰痛めちゃうし。」 って、これ22キロだから軽いけどと言っても乗せてくれなかった! 「これ、スロープでるタクシーですよね?スロープ出してくれたら 私が乗せますから」と言っても、「電動車椅子は乗せないんです」と言われた。 そんな規則 いつ作ったんだろ? 本当なのか? すごい予算組んで、電動車椅子も乗れるタクシーを広めたんではなかったのか?見るみかねた周りの運転手が、「俺の乗って良いよ たためるなら大丈夫だから」と普通のタクシーOKでないタクシーなのに トランクに車椅子を積んで載せてくれた。」

 以上がツイートの全文です。

 22Kgが軽いかどうかは別として、見かねた他の乗務員が通常通りトランクへ収納した様なので、分かりませんが、病院などに置かれているタイプの物は約11㎏前後の様なので、22Kgは2倍の重量です。人によっては結構重い様な気がします。

 乗車拒否の事案が有った場合国交省は、「乗車拒否をされたという通報があった事業者に対し、再発防止に向けた乗務員教育の徹底を指導しています。」と回答しています。

 前記保育園の件ではブログの苦情対象が国ですが、車椅子では個人がへのツイートの様になるので、上記、国交省の回答の様に事業者への乗務員教育の徹底となっています。

 では、この様な問題を引き起こしたトヨタの設計責任と、全タク連の車両監修責任は何処へ行ったのでしょう。乗務員は良くも悪くも会社から与えられた車両で乗務するほか有りません。「ジャパンタクシーは嫌だ」なんてことは言えません。

 行きつく先は前に書いた様に「タクシー会社は補助金目当ての格安で車両を購入したいという意欲が強くあり、UDタクシー車両導入は見せかけの様なもので、実用性が二の次だったということが車椅子で問題が見えてきます。車椅子の乗降には熟慮せずに補助金目的で設計した結果であるという他有りません。」と自分は考えているので、乗車拒否は当然許される行為では有りませんが、その責任を乗務員だけに押し付けるのは・・・納得できません。

 今はフェイスブックや、ツイート、インスタグラム、ブログなどに代表される様にSNS全盛です。保育園問題や乗車拒否問題などの様に当人にとって悪い事は直ぐ拡散されてしまう時代で、その拡散されたことに抗弁は出来ません。  

 全タク連側は、乗務員向けに簡易な取説(ミネートで覆ったものを両面記載)を枚作って配布する様ですが、作成したのはついこの間で、ジャパンタクシーの車椅子問題の発覚後1年もかかりました。簡易取説を作る案が出るまで1年です。・・・信じられない長さです。



nice!(2)  コメント(0) 
共通テーマ:求人・転職