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AIバス、横浜で実証実験開始

 今回は「AIバス、横浜で実証実験開始」を書こうと思います。

 先ず、「AIバス」と言っても運行するのは乗り合いタクシーです。この実証実験はオンデマンド乗合交通「AI運行バス」の実証実験になります。

 オンデマンドとは、ユーザの要求があった際に、その要求に応じてサービスを提供する事と定義されている様で、この定義を借りると「オンデマンド乗り合い交通」は「ユーザの要求があった際に、その要求に応じて交通サービスを提供する」事になるのではないでしょうか。

 横浜市のみなとみらい21地区や関内地区の観光地域を人工知能(AI)を使って効率的に移動でき、観光客等の回遊性を高め、経済活性化やにぎわい創出につなげたい考えの様です。

 この実証実験は、実証実験は横浜市とNTTドコモ、新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)などが10月5日~12月10日まで行う様です。

 実験はバスの乗客定員は1台あたり4人(JPAN TAXI )~6人(アルファード)で、計10台が午前10時から午後9時まで運行する様です。

 前にMAAS(mobility as a service)の事を書きましたが、横浜市は「まちの回遊性向上プロジェクト」を立ち上げました。今回の実証実験で移動手段のMAASに加え、商業施設のサービスをMAASプラットフォームとして統合することで、交通と商業施設の連携を促し、交通需要増大および商業施設の売上向上につなげ、結果として、移動の社会課題解決を狙う実験の様ですです。

 換言すると、リアルタイムで最適な車両・ルートを導き出すAI配車機能に加え、店舗・商業施設が施設情報の告知や集客のためのクーポンをリアルタイムに利用者に伝える情報配信機能を統合させプラットフォーム化した物です。

 前記した様に「乗り合い」なので当然観光タクシーとは別の移動手段になり、みなとみらいを中心に31カ所の乗降ポイントが設置され、専用アプリで配車依頼すると、最寄りの乗降ポイントで乗車できる様です。

 スマホアプリを利用するには、運行区域内の鉄道駅やホテルで配布する乗車チケットを受け取る必要があるそうです。又、利用料金は無料。実験には250以上の店舗や商業、宿泊、観光施設などが参加していて、アプリ上で観光情報やクーポンを配信する様です。

 運転手としての疑問が有ります。実証実験の結果、本格的に稼働させる事になったら、料金はいくらに位になるのでしょう?。言い換えれば「AIタクシー」の乗務員はそれだけで生活できる水準の営収が有るのでしょうか?。キャンセルになった時は?。 現在は無料ですが有料になったら同じだけ利用者はいるのでしょうか?。等々、様々な疑問が有ります。結局「AIタクシー」を初めて上手くいかなかった時は、トヨタの「JAPAN TAXI」の時の「車椅子問題」と同じように割を食うのは乗務員?・・・デス。



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