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ピザ屋のデリバリーと「ノーヘル本田ジャイロ」

 今回はピザ屋のデリバリーと「ノーヘル本田ジャイロ」を書こうと思います。

 よく走っていると、「ピザ」のデリバリー等で利用している3輪原付を見る事が有ります。

 この原付は、正式な車種名はホンダの「ジャイロキャノピー」もしくは「ジャイロX」です。ジィロの種類は、ジャイロ X、ジャイロ UP、ジャイロ キャノピーがある様です。

 これらの違いは、ジャイロXがベースモデルになり、ジャイロUPとジャイロキャノピーはXから派生したモデルになります。UPは一部設計変更して積載に特化させたモデルでしたが、2008年の4ストロークエンジン化の際に対象から外され生産終了となってしまいました。

 そしてデリバリーでおなじみの「ジャイロキャノピー」です。これは天候を選べない業務(宅配など)向けにも対応させた屋根付スリータになります。スリータとは3輪事の様です。・・・分かりませんけど自分のイメージです。2輪がスクータなら3輪はスリータ・・?

 そして最近、偶にあの原付バイク(のはず)ジャイロを、ヘルメットを被らず乗っているシーンをよく見かけます。

 ヘルメットを被って乗っているジャイロ、はたまたノーヘルのジャイロ。得意の「何でだろう虫」が騒ぎ調べてみました。

 基本的に支配のジャイロは全て原付なのでヘルメットは必須です。昨日偶然に見たジャイロは、通常の原付バイクの白や黄色、ピンクなどのナンバーではなく、ブルーのナンバーでした。

 という事は、このジャイロは日本における最小の車両規格である、ミニカーとして登録された車両です。

 そこで「ミニカー」の定義をもう一度記載します。

 ミニカーとは、以下のようなものになります。まず「動力」がエンジンであれば排気量50cc以下、モーターなら定格出力0.6kW以下であることが必須です。そして車体サイズは全長2,500mm以下で全幅は1,300mm以下で、かつ輪距(トレッド)が500mmを超える3輪以上の車か、輪距が500mm以下で、車室を有する4輪以上の車、または輪距が500mm以下で、車室を有する3輪の車(屋根付3輪バイクを除く)とされています

 纏めると、①動力はエンジンであれば排気量50cc以下、モーターなら定格出力0.6kW以下である事、②ボディサイズは全長2,500mm以下で全幅は1,300mm以下であること、③トレッド)が500mmを超える3輪以上の車か、輪距が500mm以下で、車室を有する4輪以上の車か又はまたは輪距が500mm以下で、車室を有する3輪の車(屋根付3輪バイクを除く)・・です。

 「屋根付3輪バイクを除く」と有るのはノーマルのジャイロキャノピーの事を指していると思います。

 分かりづらいのは③で、3パターンあります。「トレッドが500mmを超える3輪以上の車」、「トレッド500㎜以下で車室を有する4輪以上の車」、「トレッド500㎜以下で車室を有する3輪の車」です。

  「原付3輪を規定した総理府告示第48号」の条件の中に、①車室を備えず、かつ輪距(4輪車のように2つ以上の輪距を有する車にあっては、その輪距の内、最大のもの)が500㎜以下である3輪以上の車。②側面が構造上解放されている車室を備え、かつ輪距が500㎜以下である3輪の車。側面が構造上解放されている車室を備え、かつ輪距が500mm以下である3輪の車。と定義されています。この規定はミニカーには当てはまりません。

 ホンダのジャイロシリーズは、原付規格のため、後輪の輪距が500mm以下に収まっていますが、これを少しはみだして改造してやれば、原付三輪の規格を超えてしまいます、つまり原付バイクではなく、ミニカー扱い(として登録が可能となる)となるわけなのでノーヘルOKです。

 最もピザ屋は改造していないので、ヘルメットは必須です。

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