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横浜・平成29年タクシー運転者の賃金とその中身

 今回は「横浜・平成29年タクシー運転者の賃金とその中身」を書こうと思います。

 前に東京でタクシーを利用する人は、2,000円以下の客の割合は約80%で、全体の内約50%は1,000円以下の客で410円は全体の7.4%と書きました。

 平成26年度の乗車回数は平均26回で、年度は違いますが昨年の輸送実績は横浜では、営収は税込みで37,283円、実車キロ85.5キロです。実車率は書いてないので平成26年の41%を使って計算すると、総走行距離は85.5キロ÷41%≒208キロ/日になります。

 2,000円以下の割合が80%なので、26人×80%≒21は2,000円以下の客です。半分の50%は1,000円以下の客なので、26×50%=13人になります。すなわち26人中1,000円以下の割合は13人、2,000円以下の割合は21
人になります。

 残りの26人-21人=5人は2,000円以上の客になります。営収は37,283円なので、客単価は平均1,433円です。丁度2,000円以下です。なので1,000円~2,000円以下の料金を合計すると、1,433円×(26人×30%≒8人=11,464円になります。

 1,000円以下は、(1,000円+730円)÷2=865円になります。根拠は薄いですが、1,000円以下の料金は、865円×(26人×50%)≒11,245円になります。

 ここ迄で2,000円以下の客は、11,464円+11,245円=22,709円になります。営収平均が37,283円なので、残り約14,600円で、残り人数は、5人です。よって14,600円÷5人≒2,900円になります。

 これを見ると、当然5,000円や10,000円の客は?という疑問が湧いてきます。これはそれらの数字を全て合計して平均した物なので、平均乗車回数が20回の運転手も50回の運転手も含め、同時に5,000円や10,000円の運賃も含めた平均です。

 そんな事は分かっっていると思いますが、自分が言いたいのは、5,000円や10,000円の運賃が無くても、26回乗せられれば平均営収の税込み約37,000円は可能ではないかという事です。

 営収を上げるには、仮に30回乗せる事が出来れば、1,440円/客単価×30回=43,290円の営収になります。

 又、5,000円や10,000円の客を拾えば営収は乗車回数が26回でも上がりますが、これは運任せだと思います。

 頑張ってあと4回余計に拾うか、運に任せるか・・・とにかく横浜では2,000円以下の客の割合が全体の80%で全体の50%は1,000円以下の客です。

 換言すれば、2人に1人が1,000円以下の客です。1,000円以下でも半分の確率の方を引いてしまったと考えれば・・・ショックは少ないでしょう。

 逆に1,000円以上の客を拾ったら、運が良かったのかも・・・で、物は考え様です。

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