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「再びクルー登場」

 今回は「再びクルー登場」を書こうと思います。

 前に相乗りアプリ、クルーの事を書きました。国交省の自動車局長から同乗者が支払う「謝礼」は「自発的、任意で有るべき」で、「謝礼をしましょう」といったアプリは良くない、有償性が増し「クルーのマッチングアプリは違法性が高い」と言っていました。

 そんなクルーが与論島で地元のヨロン島観光協会と提携し、8月にライドシェアの実証実験を行う様です。

 実験では数人~10人程度の住民がドライバーになり「互助の精神に基づく移動を観光客中心に提供する」とクルーは言っています。

 自家用車を持つ与論島住民がクルーのドライバーとして登録を行い、観光客に対し運送を行うそうです。

 利用者は実費(ガソリン代)をドライバーに、手数料をクルー側に支払い、問題の謝礼は任意でドライバーに渡せるそうです。この謝礼の強制性は今国会でも問題になったばかりです。「謝礼をしましょう」の文言や謝礼の有無・金額による利用者の評価で謝礼を促すケースは違法性が高い、とされました。

 一方、与論島の交通手段は、路線バスとタクシーでタクシーはたった8台です。観光客は昨年約7万3千人で、明らかに交通手段が不足しているのは事実です。

 クルーに対しては、従前から業界が警戒心を持っていました。タクシー王子が会長の全タク連は、自動車局長の発言の「違法性が高い」を以て強硬に反対の立場です。今回のクルーは相乗りアプリでは無く、単に従来型のライドシェアアプリで、目的は島の交通手段を補完するために島民をドライバーにした形です。相乗りでも従来型でも謝礼の有無はクルーの収益に関係が無いのですが、前回、クルーはドライバーを集める為に「謝礼」という言葉を使ってしまいましたがこれは完全にクルーの勇み足です。

 実費のガソリン代ですが、リッター7Kmとすると20キロ走るのに3リッター必要になり、ガソリン代はリッター150円としても実費は500円弱になります。往復40Kmでも1,000弱です。

 では、貴方が与論島に観光で行った時、タクシーや路線バスが無い時に観光で20Kmを利用した際、実費の500円で済ませます?そてともいくら位の謝礼を支払います?

 自分なら、10Kmにつき1,000円位の謝礼を支払うと思いまが・・・

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