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「出そろった配車アプリの覇権争い」

 今回は「出そろった配車アプリ」を書こうと思います。

 既に何回か書いていますが、現在の配車アプリの状況は、シェア争いが熾烈を極めています。

 主だったと事では、日交系のJapanTaxi、ウーバー、滴滴出向、みんなのタクシー、タクベル、AIタクシー、フルクル、の7種のアプリが競っています。中にはトヨタ、ソニー、NTTドコモなどのビッグネームの名前も見れます。

 何故、この様な状況になったのでしょうか?それは、配車アプリを巡る覇権争いが激化した結果この様な状態になったと思います。

 タクシーは、目的地に利用客をより早く、より効率的に送り届ける、新しいモビリティーサービスが必要と考え、アプリで呼び出し可能なタクシー車両が増えるほど、利用客の利便性は高まるので、配車アプリを提供する企業はより多くのタクシー会社を仲間に引き込もうと躍起になります。ジャパンタクシーがアプリのダウンロードが2017年に400万回とか、配車可能タクシー台数が全国で6万台とかと宣伝しています。

 アプリによるタクシーの配車はそんなに魅力的な市場なのでしょうか?ウーバーはアメリカやヨーロッパで広がりました。アメリカでは既存のタクシーより2~3割安いようです。又、タクシーを捕まえるのに大変苦労する街が少なくないので大変便利な様です。

 一方、東南アジアなどの新興国などでは、タクシーは古い、汚いという場合が極めて多いく、ドライバーによっては客に対する対応の良し悪しの差が有り、遠回りをされる、スピードメーターが早く上がる等により、必要以上の金額を払わされるといった詐欺的な事もよくある様です。

 しかしウーバーは、登録されたドライバーを予約するので、ドライバーの身元がはっきりしています。さらに、客はドライバーのレイティングを確認したうえで予約を行うことができるため、客は条件の良いドライバーや自動車を選べます。なので、こうした東南アジアの新興国において、ウーバーは利用者に安全や快適さを与えています。

 ウーバーは法的にグレーゾーンの国も有るらしく、このままサービスを続けさせるべきかといった議論がなされている様です。

 纏めると、ウーバーが海外の諸外国で人気となった理由は、価格が安い、社内が清潔、運転手が一般人の為親切・丁寧な接客などで、それらを満足するものがアプリ1つでよびだせることにあった事ではないかと思います。

 一方の我が国は、過疎地などを除けば、交通の便は比較的良く、首都圏では電車も1分も遅れません。又、タクシーも乗車料金を除けば嫌な感じの運転手もいるでしょうが、概ね安心して乗車出来ます。

 ウーバーが発展してきた国とわが国ではその前記した様な土壌が異なっています。では、なぜ配車アプリを巡る覇権争いが激化したのでしょうか。

 長くなったので続きは次回に書こうと思います。

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