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タクシーとAIの続き

  今回はタクシーとAIの続きを書こうと思います。

 前回の続きです。まだAIに関して「ソフトバンク」が残っていました。

 ソフトバンクは中国の滴滴出向と協業を発表しています。滴滴出行に約50億ドル(約5650億円)を出資する様で滴滴が調達する55億ドルの9割に相当するそうです。ソフトバンクは中国で圧倒的なシェアを持つ滴滴にすでに出資していて、追加の大型出資で大株主の地位を維持する見込みだそうです。

 滴滴出向には中国チャットアプリ大手の騰訊控股(テンセント)や中国アリババ集団、米アップルなども出資しています。滴滴出向は今回の大型増資により人工知能(AI)やビッグデータ解析を強化するとみられています。

 最近何かと話に出る滴滴中心ですが、滴滴出向は2012年創業のスマートフォンを使った配車サービスで中国最大手です。16年には米同業のウーバー・テクノロジーズの中国事業を買収するなど急激に拡大し現在は400都市以上でサービスを展開し、運転手の登録数は1500万人。利用者は4億人に達する世界最大の配車サービス会社だそうです。

 この滴滴出向と北九州が本社の第一交通産業は連携を協議しています。そうなると第一交通はソフトバンクのAIを搭載する可能性が高いのではないでしょうか。

 ドコモのAIの実証実験をした東京無線の運転手の声です。需要予想では、タブレット端末の地図上に、必要と思われるタクシーの台数が数字で表示されるそうです。地図は一定の大きさで区割りされ、需要予想の数字が増えるにつれ、緑、黄。赤と色が変わり一目で見やすい様で10分ごとに更新されるそうです。

 一人の運転手は「賢いAIの力を借りたい。供給を分散できれば効果的。ナビと連動すれば理想」と期待を膨らませています。

 もう一人の運転手は「将来的にはAIの言う通りに営業したり、自動運転に変わったりするかも。乗務員はどうなるのか?」と不安な心境を吐露しています。

 以上はAIを使った運転手の言葉ですが、使わなかった運転手は、「売り上げが伸び悩んでいるいる時に使えば営業効率が上がる」と、まるで普段は使わないが、売り上げが伸びない時に使うと言っている様で、実際、運転手には無理でしょう。・・・常に使う運転手がほとんどの様なきがします。管理職は、「客のところへ早く行ける。1台当たりの営収、さらには会社全体の売り上げ増加につながる」と普通の回答ですが、「客の所へ早く行ける」が意味不明です。それを言うなら「客を効率よく見つけられる」ではないでしょうか。

 愚見ですがまともと思われるのは、「将来的にはAIの言う通りに営業したり・・・」と感じている運移転種の言葉だと思います。

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