SSブログ

タクシーとAI

 今回はタクシーとAIを書こうと思います。

 現在のタクシー業界は、人工知能のAIの話題と配車アプリの事で盛り上がっています。盛り上がると言っても運転手ではなく業界全体が盛り上がっているという意味です。

 AIはタクシーの需要予測に関して続々と大企業が参戦しています。

 先ず「ドコモ」はいち早く「AIタクシー」を導入し、15日運行を始めました。東京無線の53社のうち6社が各3台、計18台を運行させました。4月までに全社が取り入れ1350台をAI化するそうです。

 AI化の意図ですが、「乗車客に対しては、従来のビジネスモデルではウーバーなどにやられてしまう。需要と供給をマッチさせ利便性を向上し、乗りたい時に乗れるようAIの力を借りる」としています。

 一方運転手に対しては、「真面目に仕事をしているのに、売り上げに結びつかない気の毒な運転手がいる。彼らの助けになるだろう」としています。

 実証実験の4ヶ月間の(2016年12月~2017年4月)では1日当たりの営収が全体を1,409円上回ったそうです。

 愚見ですが、「真面目に仕事をしているのに、売り上げに結びつかない気の毒な運転手がいる。彼らの助けになるだろう」という言葉に耳を疑いました。抑々、タクシーの歩合給はそうゆう物です。それを言うならタクシー乗務員の給料体系を変え、真面目に仕事をしている運転手の労に報いる給与体系の構築そするのが本筋だと思います。

 次に「ソニー」です。ソニーとチェッカーキャブ無線協組(51社3,859台)などタクシー5グループと連携をしました。ソニーは今春立ち上げる予定の新会社にタクシー需要予測に向けたAI技術を提供するそうです。ソニーは「公共交通の課題解決と利便性向上に取り組み、AIの活用はタクシーの効率的な配車と乗車率を上げる仕組みづくりになる」と話しています。タクシー需要予測が公共交通の課題解決になると言っている様ですが、自分には意味が分かりません。

 タクシーが公共交通と言っているのかそれとも公共交通の問題解決の一助になるといっているのか不明です・・・後者であればタクシーは公共交通機関のアシスト的存在です。


 次は「トヨタ」です。前にも書きましたがトヨタと(株)ジャパンタクシーはタクシー向けサービスの共同開発を検討する事で合意しました。トヨタは「携帯基地局ネットワークから得られる人の移動データや、ドライブレコーダーの画像データ、タクシーの需要に影響する各種情報をAIに学習させ、需要予測をピンポイントで行う」としています。

 まだソフトバンクが有りますが、長くなったので次回に書きます。

nice!(2)  コメント(0) 
共通テーマ:求人・転職