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タクシーのスリップ制

 今回は「タクシーのスリップ制」を書こうと思います。


 とりま、スリップ制とは「迎車」に関わる言葉になります。迎車料金は京浜交通圏では迎車料金は迎車地がどんなに遠くても300円、東京は310410円で、迎車料金を無料としているタクシー会社もありますが、ほゞほゞ、タクシー事業では発生すると考えて差し支えありません。


  迎車料金は、正確には「迎車回送料金」と言いい、旅客の要請により乗車地点まで車両を回送する場合に適用するとされています。道交法の第九条の三には「 一般乗用旅客自動車運送事業者は、旅客の運賃及び料金(旅客の利益に及ぼす影響が比較的小さいものとして国土交通省令で定める料金を除く。)を定め、国土交通大臣の認可を受けなければならない。これを変更しようとするときも同様と


する。」とされているので、「・・・旅客の利益に及ぼす影響が比較的小さいものとして国土交通省令で定める料金を除く」の部分の国土交通省令で定められている様です。


  で、「一般乗用旅客自動車運送事業標準運送約款」の運賃及び料金の第5条には「第5条 当社が収受する運賃及び料金は、旅客の乗車時において地方運輸局長の認可を受け、又は地方運輸局長に届出をして実施しているものによります。」となっているので、迎車料金は条文の様に、地方運輸局長に届出をして実施しているものになる様です。


  なので、迎車料金の金額は各事業社が陸運局の自由に届けだた金額になるので、迎車金額には幅が有るので東京は310410円の幅が有り、迎車料金が無料という事業者も有る様です。


  迎車料金は金額のは幅有りますが、もう1つ冒頭のスリップ制迎車料金が有ります。


  一般的迎車料金は、迎車回送料金と言う様に迎車地点までは回送で迎えに行くのでその迎車地点までは、いくら距離は有っても料金はかかりません。それが5㎞でも10㎞でも然りです。


  で、「それは無いんじゃネ」となったのでスリップ制迎車料金です。


  「スリップ制迎車料金」とは、固定の迎車料金とは異なり、迎車距離に応じたメーター運賃が迎車料金として徴収される制度で、配車されて迎車に向かうタイミングからメーターを回し始めます。通常、迎車中にメーターでカウントされる距離は1km2kmの上限があり、1㎞スリップ、2㎞スリップが有ります。


  初乗り2mを例示すると、迎車中の走行距離は初乗りにカウントされるため、例えば初乗り2kmで、迎車距離が800mだった場合、乗車したタイミングで残りの初乗り距離は1.2kmとなり、乗車してから1.2km経過するとメーターが上がり始め、800m走行した時から加算メーターが上がり始めます。


  逆に、1㎞スリップで、乗車位置が1.5㎞先だとすると、1㎞までは迎車料金がかかりますが、残りの0.5㎞は迎車料金が上限でストップするので、初乗料金がかかるのは1.5㎞から2.5㎞までになり加算料金は2.5㎞からになります。又、迎車中の初乗り距離のカウントについてもスリップ制の上限を限度とするため、1kmのスリップ制のタクシーが1km以上の迎車距離を走行しても、それ以上初乗り距離を迎車中に消費することはありません。


  又、待機料金という物もあり、通常、タクシーが迎車で到着してから5分~10分の場合もで、それ以上経過すると、その時点からメーターを入れることが多く、その待機時間は会社ごとに規定されています。


で,簡単にスリップ制を書きましたが、スリップ制は乗ってすぐ料金が上がったように感じるので、利用者からの評判は悪いため、最近ではスリップ制ではなく、迎車地までの距離に関係なく固定迎車料金制を迎車料金としている会社や、無料で迎車を行う会社も増えているそうです。


  話が違いますが・・・・・変動迎車料金はどうなったのでしょう?・・・・分からんde(笑


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