SSブログ

生産台数60台のコンフォート

 今回は「生産台数60台のコンフォート」を書こうと思います。
 
  今回は箸休め的な話です。(@_@)

 クラウンコンフォートといえば 「タクシー」、自動車教習所」と思い浮かべる人が殆どだと思います。コンフォートのグレードは、タクシー車では、スタンダード、スタンダードデラックスパッケージ、SGの三種類で、教習車仕様はデラックスのみの様です。

 両本体価格は、タクシー仕様が171.1万円 - 224.7万円、教習車仕様が167.0万円 - 184.0万円だった様です。

 発売は開始は、1995年12月で、搭載エンジンは排気量2,000ccのLPGエンジン、教習車向けには1,800ccガソリンエンジンの4S-FE、2,400ccディーゼルターボだった様で今から26年前に発売された車になる様です。

 『コンフォート』は、先行して発売されていた日産・クルーの対抗馬として開発された小型タクシー専用車で、1993年にデビューしてから2018年まで長期に渡り販売されていたロングセラーモデルだった様で、ベースとなっているのはX80系のマークⅡセダンの様です。

 7年後の2002年10月には一部改良が有り。ABSと運転席エアバッグ。教習車は運転席、助手に標準装備されましたが、残念な事にエアバッグはレス設定があるそうです。

 で、問題の車は、翌年の2003年6月〜11月に受注生産差された『GT-Zスーパーチャージャー』という車です。この車は、トヨタテクノクラフトが2003年に期間限定で受注製作したコンプリートカーで、エンジンや足まわりなどにカスタマイズを施したもので、先行試作車1台を含めてトータルで60台が生産されたそうです。たった60台とは驚きで、トヨタがタクシーで使われているコンフォートのコンプリートカーを作る事自体、何の意味が有るのでしょう?
コンフォート.png

 『コンフォートGT-Zスーパーチャージャー』は、3S-FEエンジンにオグラクラッチ製のルーツ式スーパーチャージャーTX07を装着して最高出力160ps、最大トルク22.5kg-mへとパワーアップを実現したそうで、スポーツマフラーのほか減衰力4段調整式のスポーツサスペンションとスタビライザー、ストラットバー、専用スポーツパッド&シューを標準装備しているそうで、ドアミラーです。(笑)
コンフォート3.png

今フォート8.png

今フォート7.png

外装もフロントエアロバンパーやリヤスポイラー、ブラックタイプのフロントグリルなど専用パーツにより80年代の走り屋マシンテイストを演出。そのほかメーカーオプションとしてLSD(機械式・トルセンが選択可)や強化クラッチ、大森メーター製の3連メーターなどが用意されていたそうです。

運転席にはオプション設定のTRDスポーツシートまで有ったそうです。
コンフォート2png.png
 三連メーター、スポーツマフラー、トランク左側に「GT-Z」と赤く輝くエンブレム、足回りには減衰力4段階調整式のTRDスポーツサスペンションと強化ブレーキTRD製強化クラッチ、RSワタナベ製ホイールが装着、ブリヂストン製「POTENZA GIII」、外装にはフロントエアロバンパー、ブラックのFRP製リアスポイラー、車高は純正比マイナス30mmのローダウン、LSD、TRDエアバッグ付ステアリング・シフトノブ等々・・・どんだけ~草

事実、サーキット走行では最高速度204km/hを記録していて、2003年の東京オートサロンではチューニングカー部門で最優秀賞を受賞しているそうです。

正に、「羊の皮をかぶった狼」です。2003年6月24日から11月17日まで、東京都・千葉県・埼玉県・神奈川県のトヨペット店で、期間・地域限定で受注販売された様で、価格は227.0万円~ 291.8万円だったそうです。。

出力は、ノーマルは130PS〉/5,600rpm、18.5kgm〉/4,400rpmなので。ノーマル比26%のパワーアップしています。

又、D1仕様という車もコンフォートになあった様で、これは、2004年チューニングショップOKUYAMAの手によって、トヨタテクノクラフトが調達した3台の中古1800教習車のうち2台を使用して製作(残り1台は部品取り)、エンジンを3S-GTEに換装し、Do-Luckのエアロパーツに『ガルウィング』ドア装着のドリフト仕様のコンフォートで、各イベントで走行されたそうです。その後D1グランプリに出る機会を逃したままガレージに眠っていたところ、2006年D1グランプリ参戦中のAPPレーシングの2号車としてOKUYAMAにて再度大改造ののち2006D1グランプリの国内ラウンドに参戦することになったそうです。その際にオーバーフェンダー装着、規定に合わせてガルウィングを撤去し、同年第3戦富士では追走ベスト16進出を果たしたそうです。

 因みに、『GT-Zスーパーチャージャー』はハイオクです。正式名称はトヨタテクノクラフト・コンフォートGT-Zスーパーチャージャーと言う様です。

 現在、極超希少車の様で、中古車情報紙には掲載が有りませんが、今、幾ら位するんでしょう?(@_@)



nice!(2)  コメント(0) 
共通テーマ:求人・転職

nice! 2

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

Facebook コメント