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配車アプリ使用率2%の根拠の基

 今回は「配車アプリ使用率2%の根拠の基」を書こうと思います。

 前に、DeNAが事業統合の際「タクシーの月間輸送回数に占める配車アプリの利用率は、競合アプリを足し合わせたとしても「多く見積もって2%程度」だと言っていた事を書きました。

 ブログを書く為、色々と調べていると様々な数字を目にします。「確か配車アプリの使用率を書いたものが有ったよナ~」と思って調べ直してみると、調査会社の「マイボイスコム」という会社が、「タクシーの利用」に関するアンケート調査という自主企画アンケートを行っていました。この調査はインターネット調査で調査機関は2018年6月1日~5日に実施して、10,570件の回答を集めた様です。

 結果は、“タクシー利用方法”は「駅前などのタクシー乗り場」が、直近1年間利用者の59.5%、「走っているタクシーを拾う」人と「電話でタクシーを呼ぶ・予約する」人の割合が4割です。全てを加えると100%以上になってしまいます(W)。要は、駅前などのタクシー乗り場からでも乗るし、流しのタクシーも拾うし、無線も使ってタクシーを呼ぶ事も有る様です。

 “タクシー乗り場で乗る”と“流しのタクシーに乗る”を合わせただけでもほゞ100%になっています。“タクシー乗り場で乗る”と“電話でタクシーを呼ぶ・予約する”を合わせても100%になります。そうすると、タクシー乗り場で乗る+流しのタクシーに乗る≒100%の組み合わせと、タクシー乗り場で乗る+電話でタクシーを呼ぶ・予約する≒100%、タクシー乗り場で乗る+電話でタクシーを呼ぶ・予約する≒100%、の3パターンが有る事になります。

 タクシーは捕まえる物又は拾う物を前提に考えると、「タクシー乗り場で乗る+流しのタクシーに乗る≒100%の内、約4割の人が偶に無線を使ってタクシーを呼んだ事が有る」ではないでしょうか?要は、無線だけでタクシーを使用していない事です。

 話がスマホ配車からずれていますが、スマホ配車アプリを使ってタクシーを利用する人の割合は・・・3.5%になっています。DeNAの言っている「スマホ配車は良くて2%」とは違いますが、相当低い使用率な事は確かな様デス。「スマートフォンのタクシー配車アプリ利用意向」では、注目するのは、スマートフォンのタクシー配車アプリ利用意向者意識では「利用したい」と「まあ利用したい」の合計は22.0%、「どちらともいえない」が41.2%となっています。換言すると、スマホアプリ使用の再現性(リピート率)は極めて低い事の様に感じます。又、利用したスマートフォンのタクシー配車アプリは「全国タクシー」が47.8%、「LINE TAXI 」と「Uber」が各1割強の様です。

 要は、この調査のアプリ配車は旧全国タクシー(現JapanTaxi)に対する評価の様に思えるのは自分だけでしょうか?草

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